先日、「教えて!goo」では自己責任?ブラック企業のせい?ニートはどうして非難されるの?という記事をリリースした。「働かない人=ニート」という風に、揶揄されて使われることが多い現代。おそらくその背景には、多くの人のなかに「働かなくてはいけない」という考えが根底にあるためだと思う。いわゆるニートと呼ばれる人に避難の声が集まったり、訳あっていまは働くことを休んでいる人が、そうした声に反論したりするのも、すべてはその意識があるからではないか。記事を配信したニコニコニュースmixiニュースでも多くの意見で議論がにぎわっていたが。なかには元記事は触れられていない、考えさせられる意見も多数見られた。今回は彼らの意見を参考にしながら、ニートの定義から働くことの大切さについて、いま一度振り返ってみたい。

■そもそもニートの定義とは?

まずは、ニコニコニュースユーザーが寄せてくれた意見から。

「無職は無職、辞めた後か就活してる最中か、療養中か、どれか。今見るにニートは怠くて働く気さえない。そんな感じ」(たくさん)

本来ニートという言葉は、家事、通学、就業をせず、職業訓練も受けていない者という意味があるようだ。これに当てはめて考えてみると、ニートとは「働いておらず、働く意欲がない人」という意味が、一番適切かもしれない。

これについては、mixiニュースユーザーが寄せてくれた、最も注目度が高かったコメントにも、同じことが言えそうである。

「同じ『無職』でも職を探しているが職に就けない人と、職を探そうともしない人を一緒にしてはいけない」

■働けない理由がある場合は……?

ニートの定義は上記の通りである。働ける状態にもかかわらず、働く意欲がなく働かないのは、皆さんが危惧する通り、批判的な声も往々にして出てくるだろう。

しかし、ニコニコニュースユーザーコメントに目を通すと、働く意欲がなくなってしまったのは、個々の事情があるのでは? と配慮する意見も見られた。

「めでたく自分は社会人やってるけど、今の自分があるのは環境に恵まれてたからだと思ってるよ。逆境を乗り越えてきた人以外にニートを責める資格無し」(Atsuさん)、「何もしてないから世間の目が厳しいのでは?ニートになった環境等は人それぞれだと思うけどね」(キミアキさん)

これについては、mixiニュースにも以下のような意見が。

「疾病や怪我で働けないのはニートじゃないよね。鬱病も立派な病だけど、精神面は甘えと捉えられる事が多々あるのが可哀想だなと思う」、「何かに挫折して這い上がる為の充電期間だと考えればいいのだけど。長引くと老後が心配ですよね」

■働く理由はお金以外にもある

個々の事情は様々と考えると、一概にあれこれ言うことはできないのかもしれない。ただ、上記のコメントにもあるように、働かない期間が長くなってしまうと、日々の生活、仕事の有無、将来のお金……と、不安材料が大きくなってしまうのも確かだ。

だからこそ、「いつまでもあると思うな、親と金」、「年金を払っているか、それとも年金が無くても一生生活できるだけの資産があればいい。なければ生活保護になり皆さんの税金を使うことになる」、「動けるのに生活費を足すどころか全て親がかり実家住まいで衣食住依存……」といった、厳しい意見が寄せられているのだろう。

働かない危険は、皆さんすでに承知済みのため、わざわざ説明するまでもないと思う。お金を稼ぐこと以外にも、やり甲斐や社会貢献、人とのつながりについても考えられると、働くことの意味をより深く捉えることができるのではないか。

皆さんは、ニートの何がいけないと思うだろうか?

柚木深つばさYukimi Tsubasa

ニートの何がいけない?ニコニコニュースとmixiニュースのユーザーの意見は?