出版で夢を叶えたいけれど、書く習慣がなかった……実は、文章を書くのが苦手。そんな人でも、すらすら書けるようになるコツがあるのです。とっておきの文章カンタン上達メソッドで、楽しく練習してみませんか?
文章が苦手でもマイブームなら書けるどんなに文章を書くことが苦手な人でも、「あなたのマイブームを書いてください」というと、どんどん書き進めるから不思議です。
マイブームとは、今、「自分がはまっていること」です。
① いつから、何に、はまっているのか?
② なぜ、それに、はまっているのか?
③ その魅力は何か?
これを出版セミナーでやると、10分くらいの執筆時間に、皆さん、書くこと書くこと……。
1000字も2000字も書く人もいます。
東京湾での巨大アナゴ釣りにはまっている人もいれば、「ニコミスト」というグルメ団に入り、モツ煮込みの店探しにはまっている人もいました。
ガリガリくんというアイスキャンデーの袋を集めている人にはたくさんの質問が集中しました。
そして、マイブームを3分間で発表するときには、だれもが顔を輝かせて熱弁をふるうのです。
その解説やウンチクには、「なるほど」と唸るくらい納得させられるものもあります。
ではなぜ、受講生は、ここまで熱心に執筆できたのでしょうか?
書くテーマが「自分が好きなこと」だったからです。
このように、私たちは自分が熱中していることなら、長い文章でもすらすらと、いとも簡単に書けてしまうのです。
この他にも、私が開催する「出版合宿」でこんなお題を出すと、受講生の方は目を輝かせてペンを走らせます。
・だれにも言えない自分の秘密。
・過去、最高に恥ずかしかったこと。
・モテ期、一番モテた瞬間。
・スーパーヒーロー、一番輝いたとき。
・バカヤロー、怒りを感じたとき。
・ヤバイ、とんでもない失敗をしてしまった!
これは、「文章を書くための練習」としては最適です。
しかし、マイブームやお題に沿った本は、それぞれの人生の一部を切り取っただけなので、これで1冊の本を作るのは無理があります。
あなたが過去に使ったお金軸や、過去に費やしてきた時間軸が必要なのです。
過去、現在、未来と継続する「好きなこと」、これがあなたの本のテーマになります。
・文章が苦手でもすらすらかける「マイブーム」。
・好きなことやおもしろいことなら、情熱的に伝えられて納得を生みます。
・楽しく書けるお題を見つければ、文章を書く練習になります。過去に使ったお金軸や、過去に費やしてきた時間軸をプラスすれば、あなただけのオリジナルテーマになるのですね。
★ 参考図書『本を出したい人の教科書』
著者:吉田浩(よしだ・ひろし)
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