特撮映画『ゴジラ』シリーズで初代のゴジラなどを演じたスーツアクターの草分け的存在として知られた中島春雄さんが7日、肺炎のため亡くなった。88歳だった。

 8日、NHKが報じており、中島さんは山形県酒田市出身。1950年に俳優学校を卒業して、東宝に入社した。俳優として活躍する中で、54年に公開された本多猪四郎監督の映画『ゴジラ』に出てくる怪獣ゴジラの役に抜擢され、『ゴジラ』シリーズでは、72年公開の『地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン』までの12作品でゴジラを演じ続け、東宝の他の怪獣映画にも出演。

 中島さんは『ウルトラQ』や『ウルトラマン』などテレビ番組にも怪獣の役で出演し、着ぐるみを身につけて演技をするスーツアクターの草分け的存在として知られた。