ネクソン2017年8月10日,決算説明会を東京都内で開催し,同社の2017年度第2四半期の業績および2017年度第3四半期の業績見通しを発表した。本稿では,ネクソン 代表取締役社長オーウェン・マホニー氏による同社の事業展開に関するプレゼンテーションを中心に,その模様をお伝えしよう。

 マホニー氏は,まずネクソンが「新たな段階に入った」として,8月8日に欧米でリリースされたオンラインFPSLawBreakers」(PC/PlayStation 4)の名前を挙げた。同タイトルが,実績ある欧米デベロッパとのパートナーシップによって開発され,さらに,PCだけでなくPlayStation 4で遊べることが,ネクソンが新段階に入ったことの証拠だというわけだ。同社がPS4向けにゲームリリースしたのは,今回が初めてのことになる。
 そして,「LawBreakers」の開発および運営には,ネクソンがこれまでアジアで培ってきたノウハウを用いていることにも言及し,長期的な成長を見込めるだろうとの期待感を示した。


 ネクソン2017年度第2四半期における業績に関して,マホニー氏は「目覚ましい業績」「過去最高の第2四半期」と表現した。売上収益は前年同期比23%増の471億円,営業利益は前年同期比22%増の163億円,当期利益は前年同期比157%増の194億円となっている。いずれにおいても予想を上回ったとし,その要因を,ゲームクオリティゲームリリース後のプレイヤー継続率の維持に注力した結果であると分析した。
 とくに,中国における「アラド戦記」が大きく貢献したとのことで,売上だけでなくプレイヤーの継続率が高まっているという。


 以上を踏まえ,マホニー氏は,ネクソンが競合他社と異なる戦略をもって各ゲームタイトルを展開していると述べた。マホニー氏によると,競合他社が展開する大半のタイトルは,業績を急拡大させたのち急失速する傾向にあるが,それはリリース直後の売上やランキングに固執しているためだという。

 その一方,ネクソンでは「長期的にゲームを成長させられるかどうか」に着目し,プレイヤープレイを継続したくなるような運営や追加コンテンツを計画,提供することを心がけている。そのため,同社では1年以上にわたってサービスを持続することができて初めて,そのタイトルを「ヒットした」と評価するそうだ。

 また長期的にゲームを成長させるにあたっては技術的なノウハウの蓄積や,十分なコンテンツの確保,迅速な追加コンテンツの開発に加え,プレイヤーキャラクターを通じてインタラクティブな体験を得られるかどうかを十分にテストすること,さらにゲーム内の経済が機能するかどうかをチェックすることが重要だと述べる。

 そのためネクソンの各ゲームタイトルでは,イベントを重視した運営をはじめ,インフレデフレゲーム体験を損なわないような通貨量の調整,クラスバランスの調整といったさまざまな部分に注力している。いずれも簡単な課題ではないため,組織全体で広く深く知見を共有してきた結果,同社は一貫して事業を成長させることができたというのが,マホニー氏の見解だ。


 最後に,マホニー氏は2017年中にサービス開始を予定している3つのタイトルを紹介。いずれも高いプレイヤー継続率が望めるとし,ネクソンのさらなる成長を支えるだろうと展望を語った。そして,今後も高いプレイヤー継続率への注力と,実績のあるデベロッパとのパートナーシップ構築を続けていくとして,プレゼンを締めくくった。

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関連タイトル
・PC LawBreakers
PS4 LawBreakers

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ネクソンが2017年度第2四半期決算説明会を開催。高いプレイヤー継続率への注力が,好業績のカギに