2017年春に労使間で協議されてきた残業時間の上限規制で、年720時間の枠内で1カ月100時間、2~6カ月平均80時間と決着したこともあり、より生産性の高い働き方が求められることになりますが、残業するほど収入や評価につながるなど、一筋縄に行かないのが現実。

そんな中、ある『Twitter』ユーザーが配偶者の評価が仕事の効率性をアップさせたのに残業が少ないという理由で下げられたというエピソードをツイート72000以上のRTと約78500の「いいね」を集めて話題になっていました。

旦那がなー、子供生まれたし共働きだし、アウトプット落とさず早く帰らなきゃってことで、手動で二時間かかってた仕事を自動で20分で終わるようなシステムを自主的に組んで、部署に共有もして全体の工数も下げたのに、「残業時間が少ない」って理由で去年より評価さげられたんですよね。
あほかと。

このユーザーによると、この会社では見込み残業手当があり、別部署の配偶者の同僚が過労・寝不足で傷病休暇を取ることになっていて、「(配偶者が)そっと転職サイトに登録してました」とのこと。

これに対しては「残業するほど好評価というのは誰も得しない」「残業代を会社から削減した功績こそ評価されるべき」といった反応が集まり、別のユーザーたちからは「旦那が効率を上げるたび他人より多くの仕事と責任を押し付けられて体調を崩した」「工数を減らしたのにこれといって評価は得られなかったので会社を辞めた」といった事例も。

「評価の仕方がわからない上司の下で働くのが一番つらい」という声もあったこの事例。仕組みを整えたり自動化することで仕事が早く済むと分かっていても、働く時間で評価されることが明白なのでやらない、というケースも多そう。いずれにしても、「残業時間」を人事考課の対象にする会社が激減しない限りは、こういった問題は残り続けるのではないでしょうか。

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/Little_Lily_Win/status/900688160874680321 [リンク]

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