2016年のエスパニョール戦で、“クライフターン”+αのスーパープレーが炸裂

 

 レアル・マドリード10月1日に、リーガ・エスパニョーラ第7節の本拠地エスパニョール戦を迎える。レアルは現在、3勝2分1敗と首位バルセロナに勝ち点7差をつけられて6位に沈んでおり、エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドリーグ戦出場は2試合、シュート13本を打って無得点と波に乗れない状況だ。これ以上、宿敵との差を広げられるわけにはいかないなか、リーガ公式ツイッターでは過去のレアル対エスパニョール戦で飛び出したロナウドの圧巻の個人技を、動画付きで紹介している。

 

 投稿されたのは、2015-16シーズンのリーグ第22節、レアル対エスパニョールの一戦だ。

 

 スーパープレーが生まれたのは、フランス代表FWカリム・ベンゼマロナウド、そしてコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスにもゴールが生まれて3-0で迎えた前半45分。中盤右サイドからハメスが逆サイドを狙ったパスが相手選手に当たり、こぼれ球が右サイドへのスルーパスのような形になると、いち早く反応した背番号7がボールを拾い、そのままドリブルを開始する。

 

 トップスピードでペナルティーエリア手前まで突破すると、右足のヒールで軸足の裏にボールを通す“クライフターン”で並走する相手DFをかわして中央へ。そこへ進路を阻むように二人目の相手選手がカバーに入ってくるが、ロナウドは小さくジャンプしながら相手との間合いを図ると、今度は右足のインサイドでボールを左足に当てて前に出し、ワンステップで置き去りに。最後はペナルティーアーク内から左足を一閃し、豪快にゴール左隅に突き刺した。

 

 

 

リーガも「コピーライト:ロナウド」と投稿

 

 足元のテクニックはもちろん、スピードをほとんど落とさずにドリブルで抜き去るプレーロナウドならでは。リーガ公式ツイッターも、「この技はロナウドのものだ」と言わんばかりに「コピーライト:ロナウド」と綴っている。

 

 この試合でロナウドは、リーグ戦自身通算29度目のハットトリックを達成している。今季スペイン国内で5試合出場停止処分を受け、その後リーグ戦2試合に出場するもノーゴールが続いているだけに、ロナウドにとってもチームにとっても、エスパニョール戦は復調のきっかけをつかむためのターニングポイントになるかもしれない。

 

【了】

 

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

 

【動画】リーガ・エスパニョーラが公式ツイッターで紹介した、2016年エスパニョール戦のロナウド超絶ドリブル弾

 

https://twitter.com/LaLiga/status/913978597752307717

 

 

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