2018年1月26日)に発売が予定されている、カプコンハンティングアクションゲーム最新作『モンスターハンター:ワールド』(以下、『MH:W』)。2017年10月某日、カプコン大阪にて実施された“『MH:Wメディアツアー”では、約6時間もの試遊ができた。3人のライター視点によるプレイリポートを、3回にわたってお届けしよう。第3回はライターぽんきち編。

 これまでメディア体験会、東京ゲームショウ2017と、2回ほど試遊の機会があった『MH:W』。しかし、どうしても試遊時間が短く、「遊び足りねぇ!」とひとり部屋の隅で地団駄を踏んでいたが、今回はなんと約6時間の試遊! しかも製品版相当のロムを冒頭から! というわけで、奮の冷めないうちにいろいろとわかったこと、自分なりに感じたことを書き連ねていこうと思う。

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 なお、本作のシステムや各要素に関しては、堤教授のプレイリポートにとても詳しく書き記されているので、ぜひそちらも参考にして欲しい。欲しい情報が、きっとある!(手前味噌



【画像24点】「【動画あり】『モンスターハンター:ワールド』プレイリポートその3 より深みを増したクエスト、そして探索に大興奮!」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

思わず惹き込まれる、ストーリー色の濃い冒頭からの流れ


 ゲームは、ほかのハンターらと船に乗り、調拠点へと向かうシーンからスタート。これまでのシリーズにはなかった音字幕が入り、さながらRPGワンシーンのようだ。ちなみに、今回試遊したメンバー4人の中で、日本語プレイしたのは自分のみ。ほかの3人は“モンハン語(『MH』の世界特有の言)”でのプレイだったようで、後で聞かされてビックリした。音自由に切り換えられるようなので、本チャンプレイするときは“モンハン語”も聞いてみたいところ。

 プロローグの途中で、キャラクタークリエイションへ移行。「そんなに時間があるわけでもないし、ちゃっちゃと作るか……」と思いきや、カスタマイズ項の多さにぶったまげ、頭がっぽになる。事前情報などでわかってはいたが、ここまでとは思わなんだ。急いでいたはずの気持ちはどこへやら、あれこれと試しに試し、ボイスを全部聞いたところでに返った。幸いなことに、プリセットにもよさげなキャラクターモデルが用意されているので、いちゲームを進めたい方は活用するといいだろう(今回の試遊ではプリセットでいい感じのモデルを使いました)。もちろん、性別、顔モデルボイス以外はゲーム中でも自由に変えられるので、1から10まで作り込む必要はないが、要所で挿入されるカットシーンで変顔をしたくなければ、顔モデルはがんばって作ったほうがいいかもしれない。また、オトモアイルークリエイションもあり、こちらもかなり細かいところまで作り込める。今回、オトモアイルーの雇用はひとりのハンターにつき1匹だけのようなので、かわいらしくカスタマイズしてあげてほしい。

 プロローグイベントは、キャラクタークリエイション後もまだ続く。ここで大まかな操作方法に関するチュートリアルが入り、ざっくりとした操作を学べる。ここにいたるまでは、まさに流れるようなゲーム進行のため、人によってはあっという間の出来事に感じられるはず。むしろキャラクリにかかった時間のほうが長かったんじゃないのかというね。



ひとつの“”といえる規模の調拠点アステラ


 ひと通りのプロローグイベントが終了し、プレイヤーとして、ハンターとしての拠点である調拠点アステラへと到着。固定視点だった過去シリーズの拠点とは違って3Dで作られており、広さも半端じゃない。どこに何があるのかを把握するだけでもたいへんで、しばしば迷子になっていたのが自分だけではなかったと後でわかり、ホッとした(笑)

 ハンターの自宅となる、マイハウス(最初は“二等マイハウス”というところらしく、ほかのハンターと共用。入るといきなりかいることがあってビビる)を筆頭に、物資補給所(いわゆる雑貨屋)、加工屋、食事場、生態研究所など、相当な数の施設が存在する。各施設は割と離れた場所にあったりするが、1F~4Fまでを時に行き来できるリフトがあるため、苦にはならない。

 それぞれに特徴と利点がある施設だが、その中でもとくに気に入ったのが、マイハウスから行けるトレーニングエリア。ここは柱やタルなどオブジェクトが置いてあり、自由に14種の武器を試すことができる訓練場だ。各オブジェクトを攻撃するとダメージも表示されるので、最大ダメージの出る連係をひたすらくり返すなど、テーマを決めて練習できるのがいい感じ。エリア内にはアイテムBOXが置いてあり、そこで武器交換も可。さらにボウガンは弾&ビンを際限なく使用でき、操虫棍使用時はオブジェクトごとに採取できるエキスが異なり、強化段階ごとの練習ができるなど、まさにいたれり尽くせりだ。武器を新調した後、即座に使い心地を試せるこの場所は、頻繁に訪れることになりそう。ちなみにタル爆弾も置いてあるのだが、これを爆発させると、オトモアイルーが代わりを持ってきて置いてくれる。かわいい



いくらでも遊べるクエスト、探索


 何やかやでストーリーは進み、待ち焦がれたフィールドへ出ることに。クエストには、ストーリーが進行する“任務クエスト”、何度でも自由に受けられる“フリークエスト”、受注回数が決められている“調クエスト”、オンライン時のみ期間限定で遊べる“イベントクエスト”の4種類を確認。これまでで言う、キークエストが任務クエストに当たり、ゲーム進行が非常にスムーズ。しかも、『MH:W』では村クエスト、集会所クエスト……というような区切りがなく、ほぼすべてのクエストマルチプレイで遊べるのが大きい。イベントが挿入される任務クエストの場合、ほかのハンターといっしょには出発できないが、イベント終了後に救難信号を発信できるようになり、そのタイミングマルチプレイが可になる(イベント後、いったん拠点へ帰還して同クエストを受注すれば、ほかのハンターといっしょに出発することもできる)。特定の任務クエストが難しくてストーリーが進められない……なんてことがあれば、オンライン仲間を募ればいい。さらに、同じゲーム進行度の仲間どうしであれば、全員がその任務クエストクリアーしたことになるため、まさに一石二。手伝う側にも利点があるため、ストレスなくゲームが進められる。なお、シングルプレイ時とマルチプレイ時では、その都度ターゲットモンスターの体が切り換わるようだ(切り換わる旨のメッセージが表示される)。シングルマルチ、どちらでもいいになる、良調整だと感じた。

 ゲームが進行すると、フィールドの探索が可になる。探索は自由フィールドを歩き回り、アイテム採集モンスター討伐ができるというもの。制限時間はなく、何回尽きようが失敗にもならないので、好きなことを好きなだけできるのだ。『モンスターハンター3トライ)』、『モンスターハンター3トライ)G』にあった、“モガの森”をイメージしてもらえるとわかりやすいだろう。上記の2作品では、“減り効”のスキルを発動させ、ひたすらモガの森に引き篭もり続けた記憶があるが、本作ではそれ以上に篭もりそうな予感がビンビンする。

 今回は較的しっかりとフィールド探索ができたこともあり、気付いたこと、気になったことを少々。

初期ベースキャンプはひとつ。後に調員の依頼などをこなすと、ベースキャンプを増やせる
特定の採取ポイント鉱石など、複数回採取できるもの)やは、一度発見すると、生態マップにその場所が追加される。また、利用後は、一定時間で再利用できるようになる
採掘、捕りにピッケル、あみは不要(にがなどが木に止まっていることがあり、そのまま近付いて入手できる)
フィールドの様子はリアルタイムで変化する。時間経過でになったりし、出現モンスターも変わる
ベースキャンプにいる受付嬢から、いつでもクエストを受注できる。受注し、クエストを開始すると該当フィールドへ自動的に移動する
いつでも調拠点アステラ、あるいは一度行ったことのある別のフィールドへ移動できる
フィールド上で調員などと出会い、“バウティクエストや探索などで解決していく課題のようなもの。達成すると報酬があり、おもに調拠点アステラの調管理所で登録できる)”が発生することがある



 フィールドを歩き回り、根こそぎ調べておけば、次回からの探索はもちろん、同フィールドでのクエストもやりやすくなる。採取ポイントの再利用が較的かったのが個人的にうれしく、ますます引きこもり度が上がったなと思った次第。フィールドグルリとひと回りしてくると、まず間違いなく採取ポイントが復活しているので、このまま2週突入か!? というね。もちろんほかの取材メンバーから、いい加減帰って来いと怒られましたが。と、ついでにチャット回りにも言及しておこう。チャットプレイステーション4本体のボイスチャットキーボードを使ったテキストチャットに対応。さらにニンテンドー3DS版の各シリーズ作品にあった定文による簡易チャットや、仲間に回復してもらったときなどに自動的に出るオートチャット備。それに加えてスタンプなどもあり、マルチプレイ時は大いに盛り上がれるはず。ちなみに、今回の試遊に同行した週刊ファミ通編集者のででおから「はやくいこ」と連続でチャットを打たれ、イラッと来たので「うるさい」と返しておきました。



ひとクセもふたクセもある、大モンスターたち


 今回試遊できた範囲内でも、かなり多くの大モンスターが顔を見せてくれた。以下に、遭遇できた大モンスター、およびちょっとした特徴などを記しておく。なお、リオレウスリオレイアの2頭は、任務クエストでは狩猟としては出会えなかった。さらにゲームを進めると出てくるのかも?

ドスジャグラス……小モンスター・ジャグラスのリーダー。意外にすばしっこく、体をそのままぶつけてくるような攻撃が多い。食種のモンスターを丸飲みにすることもあり、その際はが大きく膨れ上がって行動パターンも変化する

ボルボロス……頭部が恐ろしく硬い、重戦車のようなモンスター。突進は強で、まともに食らえば致命傷に。泥を飛ばす攻撃を行うほか、泥を身にまとうこともある

クルルヤック……捉えどころのない種のモンスター。とにかく素く、その場から逃走されると追いつくことが難しいほど。岩などを胸の辺りに抱え、それでハンターの攻撃を防ぐことがある

ジュラトドス……沼地を根にしている種のモンスター場をスイスイと泳ぎ回り、攻撃を当てにくい。ボルボロスと同じく泥をまとうことがあり、泥のある部位への攻撃はダメージが低くなってしまう模様。

プケプケ……を扱う種のモンスター。長い舌を使ったトリッキーな攻撃のほか、ことあるごとにばら撒く攻撃が厄介。解手段は必須かも?

トビガチ……攻撃もくり出す、スピードモンスター。とにかく素い! その動きの速さナルガクルガを彷彿とさせる。いったん木に飛びついてからハンターへ飛び掛かるといった変則的な攻撃のほか、による攻撃も強

アンジャナフ……暴な性格をした種のモンスター一発が重く、飛び掛かり攻撃はとんでもないダメージを受ける。怒ると火属性を伴う攻撃もくり出すことがあり、食らうと火属性やられに

リオレイア……“陸の女王”と称される飛竜種のモンスター。突進やブレス攻撃が相変わらず強な模様

リオレウス……“の王者”と称される飛竜種のモンスター。縦横尽に中を飛び回り、鋭い攻撃を仕掛けてくる。炎のブレスは強で、食らえばもちろん火属性やられに。古代では、もっともモンスターとしての“格”が高い存在のようだ



 いずれのモンスターも見るべき部分は多かったが、いちばん印に残った……というか大苦戦を強いられたのがアンジャナフゴジラ太田のプレイリポートにもあるように、そこまで順調に進んでいたのが、まさかの3落ちでクエスト失敗という有様に。恐らくは、取材メンバーしもが少々ナメてかかっていたようで、見事に鼻っ柱をへし折られた格好だ。自分も二度の試遊、そして開発によるプレイ動画などを何度も見ていたせいか、「いつもリオレウス先輩に持ち上げられて、アンジャナフ君かわいそう」などとふざけたことを思っていたりしたので猛クエスト失敗後、即座に全員が防具を一新していたのには笑ったが、そうでもしないととてもムリ。ただ、この“にぶち当たってからの右往左往や試行錯誤”は、まさしく『MH』であり、非常に楽しかったのも事実だ。

 アンジャナフ狩猟成功後は、なんとゾラ・マグダラオス捕獲作戦なるクエストに挑戦することに。しかし、この後の展開は弁慶の泣き所を蹴られても言えないので、ぜひとも自分の両眼で確かめていただきたい。これで奮しない人間はいないと断言できるものになっており、体全体が熱くなった。あと、シリーズ作品をプレイしている人なら、“ついついやってしまう”ものもあったりするので、その辺もお楽しみに。



なんで来年発売なんですか!? いますぐ発売して!(半ギレ)


 ゾラ・マグダラオス捕獲作戦の終了をもって、約6時間ほどの試遊も終了。約6時間、本当にあっという間というか、これじゃ全然足らないよ! くそー、むしろこれからじゃないのかよ……。だってね、ゾラ・マグダラオス捕獲作戦なんて、かなり山場な感じで盛り上がるクエストなんだけど、そこまで行って、まだ古代と大蟻塚の荒地のふたつしかフィールドが出てきていない事実驚愕なわけですよ。すでにお披露されている陸珊瑚の台地も、ぷくぷくしてかわいいパオウルムーも、まだ見られていない。もちろんまだ解放されていない要素やシステムだってあるはず。ヘタに片足を突っ込んでしまったものだから、余計にプレイした過ぎてやきもきするというか。空腹時に極少量の食事を摂ると、もっとが減るのと同じ。例えがよくわからない? 別にいいよもう。

 「で、結局どうだった?」と問われれば、「文句なくおもしろかった!」という言葉を返したい。柱になっている部分は『MH』ながら、付けされている部分のどれもこれもが驚きに満ちている。とにかくに飛び込んでくるもの全部が新鮮で、ワクワク感とはこういうことかを味わえる、最高のシリーズ最新作に仕上がっている。というわけでカプコン様、いまからでも発売日がまりませんかね……?

Text by ぽんきち)


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