11月3日放送の「A-Studio」(TBS系)に高橋克典がゲスト出演。2008年に亡くなった名優・緒形拳さんとの思い出を語った。

【写真を見る】実は歌手としてデビューしている高橋克典

歌手としてデビューした高橋は、30代になってから本格的に俳優の道を歩み始めた。役者の活動を始めて間もない1993年にドラマ「ポケベルが鳴らなくて」(日本テレビ系)で緒形さんと初共演。

笑福亭鶴瓶は「(緒形さんに)殴られたんやろパチーンって。芝居の最中」と切り出すと「俺も(緒形さんに殴られて眼鏡が)パーンって飛んだんや」と、高橋との意外な共通点を明かした。

高橋は緒形さんに殴られた場面を「突然きますからね。テストもやらないでしょ」と振り返る。「ポケベルが鳴らなくて」では、高橋と緒形さんは1人の女性を奪い合う役柄。

言い争いをするシーンの撮影中、「本番の時に急にバチーン!」と緒形さんの平手打ちが飛んできたという。俳優デビューしたばかりでもあり、一瞬だけ芝居だということを忘れて「『この野郎…』と思ったんですよ」と高橋。

すぐに思い直して芝居を続けてカットの声が掛かると、監督やプロデューサーから「高橋君良かったよ~。緒形さんにお礼言ってこい!」と声を掛けられたとか。その時、高橋の胸中には「なんて理不尽な世界なんだ(笑)」という思いが沸き起こったという。

次回、11月10日(金)放送予定の「A-Studio」には福士蒼汰がゲスト出演。

「A-Studio」初登場という高橋克典