あなたはモスキート音をご存知ですか?
モスキートとは、夏の季節に耳元でブ~ンと飛び回っている…そう「蚊」のことです。
蚊の羽音のようにキーンと不快な音から、モスキーン音と呼ばれるようになりました。
モスキート音ってなに?
17キロヘルツ前後の高周波音のことで、蚊の羽音のようなキーンという不快な音からこう呼ばれています。
一般的に人間が聞き取れる周波数は、高い音で20万キロヘルツ、低い音で20キロヘルツといわれています。
個人差はありますが、20代前半までの若者にはよく聞こえ、老化にともない高い周波数の音を聞き取りにくくなります。
レベル別 耳年齢チェック!
このモスキート音がどのレベルまで聞き取れるかで、あなたの「耳年齢」が分かります。
あなたの身体は若いままでしょうか? それとも老化していますか?
レベル1 13kHz 41 ~ 50歳くらい
レベル2 15kHz 31歳 ~ 40歳くらい
レベル3 16kHz 25歳 ~ 30歳くらい
レベル4 18kHz 18歳 ~ 24歳くらい
レベル6 21kHz 聞こえたら人間ではない
モスキート音はセキュリティシステムだった
モスキート音を出す音響機器「モスキート」は、深夜に店の前などにたむろする若者たちに不快音を聞かせて退散させるために、2005年イギリス・ウェールズのハワード・ステープルトンによって開発されました。
この発明により、ステープルトンは06年にイグノーベル賞を受賞しています。
また欧米ではモスキート音が大人に聞こえないことを逆手に取って、授業中に教師に気づかれずに携帯を使うため、着信音として利用する若者もいるそうです。
日本でも商業施設や自治体に導入
2009年5月21日、東京都足立区の区立北鹿浜公園にモスキート音を出す装置を試験的に設置し、若者たちの非行や施設の破壊行為防止に役立てられました。
この試験導入はテレビ・新聞で大々的に取り上げられ、他自治体から注目を集める試みとなりました。
まとめ
モスキート音は耳年齢チェックだけでなく、若者によく聞こえるという性質を活かし、自治体や商業施設の治安対策に取り入れられています。
「私の耳年齢っていくつ?」と疑問に思ったら、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
参照:コトバンク/モスキート音
参照:BUZZHOUSE
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