ダウンタウンの松本人志(54)が12日、レギュラー出演しているトーク番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で発信した自らのツイート「バラエティはいよいよ大変」の真意を語った。松本は6日にツイートで「バラエティはいよいよ大変だ」とがつぶやき、「でもさ。でもやん。テレビで腹痛いぐらい笑わせたいやん。それが人志少年の夢やったからな」と地上波テレビに対する愛情を明かした。

 この日の番組冒頭で松本はこのツイートについて、「(地上波のバラエティ番組は)なかなかやりにくい状況が続いている。(72時間ホンネテレビを指して)ああいうのが盛り上がっていた、地上波も負けてられないな。地上波はダブルスタンダードで面白いことをやっていきたい」と真意を説明。さらに松本は番組内でテレビ業界が抱える体質として、「BPOとかね。番組の倫理を向上させたいはずが、テレビ局が萎縮して、逆方向にいってるんじゃないか。もう少し攻めてもいいかなと」と苦言を呈していた。

 松本は10月17日ツイートでも「バラエティー番組はいわゆるスピード違反で叱られる時がある でもそれはテレビを面白くしたい情熱だったりする。今のテレビを面白くなくしてるのは叱られることを恐れすぎのスピードださなすぎ違反だと思う」とテレビ業界に問題提起していた。

 フジテレビの看板バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』が2018年3月での打ち切りが正式決定。同じくバラエティの長寿番組とんねるずのみなさんのおかげでした』の終了も確実視されている。そうしたタイミングでジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)が出演した『72時間ホンネテレビ』が総視聴数で7400万件を記録するなど大成功し、メディアの壁が大きく崩れようとしている。メディアの変革期を迎えて、松本のツイートの真意が注目されていた。

松本人志「バラエティはいよいよ大変」大反響ツイートの真意を明かす(写真はイメージです)