2017年11月23日公開の映画『ジャスティス・リーグ』に登場するワンダーウーマンを演じたガル・ガドットのインタビューが公開され、争いの絶えない人間界にワンダーウーマンがなぜ留まっているのか、その秘密を明かした。

 今年8月に公開され大ヒットを記録した映画『ワンダーウーマン』で、ワンダーウーマンはヨーロッパを二分する大きな世界大戦を終結に導いた。彼女は、戦争という人間同士の究極の憎しみ合いを間近で見たのにも関わらず、相変わらず戦争を繰り返す人間に愛想をつかす事なく人間界に留まる。その理由を、ガルは「彼女は、初め世界は素晴らしいところで、人間は完ぺきだと思っていたの。ところが現実は彼女が考えていたよりもずっと複雑で、善は悪と共存し、人生というのは複雑で悪人が必ずしも完全な悪ではないし、全ての善人が必ずしも善であるわけでもないということに気が付くの。そして次第に人間の複雑さを受け入れ、問題の根本を理解するようになってゆくの。そして人間界に残り、世界を出来る限りより良くしてゆこうと決心するのよ」と語り、人が争い合う本当の理由を理解したからだと明かした。

 人間の可能性に賭けたワンダーウーマンは、約100年の時を経て、再び世界を救うために表舞台に姿を現す。『ジャスティス・リーグ』でのワンダーウーマンの役目をガルは、「ダイアナワンダーウーマン)はブルース(バットマン)と共に仲間たちを結束させていかなければならないということを理解しているの。バットマンと2人だけでは不十分なので、“ジャスティス・リーグ”の仲間たちと共に世界に迫る脅威に立ち向かわなければならないの」と語り、地球滅亡の危機を早くから察知しており、孤高の戦士として戦ってきたバットマンの良き理解者でもあることを話した。クセのつよいヒーロー達をスカウトし、リーグのリーダー役も担うという一人で何役もこなさなければいけないバットマンとしては、ワンダーウーマンの存在はさぞ頼もしい事だろう。

 めっぽう強いが、ちょっと世間知らずなところがおちゃめだったワンダーウーマンは、年月を経て強さや女性らしさに磨きがかかり、最強の美女戦士となって再びスクリーンに帰ってくる。映画『ワンダーウーマン』とはまた違った彼女の姿に、世界が注目している。


◎作品情報
ジャスティス・リーグ
2017年11月23日(祝・木)より、全国公開
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレックエズラ・ミラー、ガル・ガドット、ジェイソン・モモア、レイ・フィッシャー
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

『ジャスティス・リーグ』ワンダーウーマン、空白の100年の秘密を激白