13日、「千葉」が日本発となる世界的な快挙を成し遂げようとしていることが報じられ、千葉県民と全国の千葉さんたちが歓喜に沸いている。

■地球史に「チバニアン(千葉時代)」誕生へ

千葉県

(paylessimages/iStock/Thinkstock)

地球の歴史で約77万年~12万6千年前の年代が「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しであることが、13日報じられた。

この年代に該当する地層が千葉県市原市から発見され、今年6月に国際地質科学連合へ申請。各国の専門家で構成する作業部会が審査を行い、今月10日を期限に行われた投票の結果、「イオニアン」を提唱するイタリアを一次審査で破った。

来年に見込まれている正式決定までにはあと3段階の審査があるものの、作業部会の結論が覆ることは過去に例外的なケース以外で見られなかったことから、事実上の決着といえるのだそう。

チバニアン」が該当する年代はネアンデルタール人が生きていた「第四紀更新世」の中期に当たり、命名の行方が国際的にも注目されていた。「チバニアン」はラテン語で「千葉時代」を意味する。

■千葉県民「神奈川や千年の都にも勝った」

チバニアン」誕生の報道に、千葉市長をはじめ多くの千葉県民が喜びの声をあげている。中には、「世界クラスに昇格した」として、神奈川県や「千年の都」と豪語する京都府に対し、優越感に浸るようなコメントも。

一方で、「もう終わってる」といった声も…。

「千葉時代が到来」と思いきや、「12万6千年前に千葉の時代は終わっている」と解釈する人もいるようだ。

■「千葉」関係者に心境を直撃

しらべぇ編集部は、「チバニアン」命名に沸く「千葉」関係者に現在の心境を聞いた。東京都在住の千葉さん(30代男性)は、

「ありがとうございます。時代がやっと千葉に追いついた感を感じています」

と、喜びを語る。また、千葉商科大学の専任講師を務める常見陽平氏は、

「千葉の名前が、全国区どころか世界展開に至り嬉しい 。名前に負けないように、千葉県としてますます発展し、これからの時代こそ千葉時代になってほしい 。埼玉県川口市が『ほとんど東京』という自虐的なブランディングをしていたが、千葉県はこれを機会にますますのブランド確立を期待する」

と、千葉県のさらなる発展に期待を寄せた。

■千葉の英雄・ジャガーさんも歓喜

(©ニュースサイトしらべぇ

千葉県が誇る英雄で、チバテレ終身名誉応援団長を務めるジャガーさんからも、メールでお祝いのコメントが届いた。

HELLO! JAGUARデ~~ス!! だけど、サ! この『地球史に「千葉時代」誕生!』ってニュースにはビ~~ックリ~~!! でも、とっても良い事だと思うゼ! とにかく、そのネーミングが、スッバラシ~~イ!!  『チバニアン(千葉時代)』って、とにかくカッケ~~!  (*^o^*)  JAGUARと共に、時代は正に、『チバニアン』!! ワァ~オ~~!!」

ともあれ、千葉県千葉さんたちが大いに沸き立っている今回の報道。最終決定が待ち遠しい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・もやこ

地球史に『千葉時代』誕生へ 千葉県の英雄・ジャガーさん「時代はまさにチバニアン」