50代になると、加入中している保険商品の見直しに必要性を感じる人が多いようです。その場合には、死亡保障額中心だった若いころの保障内容とは異なり、老後資や医療保障に重点を置かなければなりません。

年金だけでは生活費が不足するため、老後の資準備を見据えながら、病気やケガによる長期入院リスクを考慮し、医療費をまかなう必要があります。この記事では、安心してセカンドライフを送るための必要保障額を念頭に置き、保険の見直し方を解説します。

50代の生命保険加入者の実態

50代で生命保険を見直す場合には、さまざまな選択肢ありすぎて、迷ってしまう人が多いのではないでしょうか?

終身保障で安心の終身タイプが良いのかや、少ない保険料で多くの保額を得られる定期保険が良いのか、がん保障などの医療特約はどれくらい付けるかや、貯蓄性のある保険の必要性など、プラン選びや保険会社選びはきりがないほどです。

基本的には個々に必要な生活資に合わせて、必要な生活保障を得られる保険を選ぶ必要があります。そうなると気になるのが周りの人の実態ではないでしょうか?まずは、生命保険文化センターの「生活保障に関する調平成28年度)」を参考に、50代の生命保険加入率や均加入額を紹介します。

50代の生命保険平均加入率

生命保険を見直すタイミングでは、本当に生命保険は必要なのかという疑問を持つ人が少なからずいらっしゃいます。生命保険にかける保険料を、自分で貯して行った方が、万一のことが起きなかった場合に得なのではないかと考えるケースがあるのです。

しかし、そういう意見とは裏に、全年齢における生命保険料の加入率は、男性80.6女性で81.3となっており、大半の人が生命保険に加入しているという実態が分かります。また、50代に絞ると、男性87.8女性88.1とさらに多く、必要だと感じている人が多いことを物語っています。

50代の生命保険加入金額平均値

生命保険加入額の均も見てみましょう。万一のことがあって亡くなった場合に、保険会社から支払われるお金均は、男性が1,793万円で女性794万円となっています。

50代だけに絞ると、男性が2,224万円で、女性904万円となっており、それなりにしっかりとした額の保障を得られる加入状況となっているようです。

生命保険で必要な保障額はどれくらい?

生命保険選びは、見直しの場合も新規加入の場合も、必要な保障額がどれくらいかを設定し、そこから逆算した保険選びが大切です。万一の可性に配慮をして、家族の生活保障を考える必要がありますが、それ以外にも子供の教育費、老後における夫婦の生活保障も必要となります。

退職年金などの収入と、均余命までの支出を精し、適切な保障額を割り出しましょう。具体的な保障額は人によって異なりますが、共通していえることは死亡保障」「医療保障」「貯蓄性」の3つのバランスを念頭に置きながら保険を選ぶことがポイントです。

では、この3つのバランスを念頭において、どのように保険を考えれば良いのでしょうか?

50代独身の場合

50代で独身の場合には、「死亡保障」はお葬式代。「医療保障」は病気やケガの保障。「貯蓄性」は老後資を意識する程度で良いでしょう。自分が生活できる分の保障があればそれで良いため、過剰に手厚い保障のある生命保険を選ぶ必要はないかと思います。

万一の場合に身内に迷惑をかけないていどのお葬式代や、病気やケガの場合に安心して療養できるための医療保障、老後で困らないための老後資というシンプルな考え方で良いでしょう。

50代既婚者で子どもなしの場合

既婚者で子どもがいない場合には、独身の場合よりも手厚い保障が必要です。「死亡保障」はお葬式代と生活費。「医療保障」は病気やケガの保障と、がん保障、介護保障。「貯蓄性」は老後資を念頭に置いて保険商品を選別しましょう。

家族がいる場合には、自分だけの保障では賄いきれなくなる可性がありますので、全体的に保障内容を充実させることが一般的です。

50代既婚者で子どもありの場合

50代既婚者で子どもがいる場合には、必要な保障がさらに変わってきます。「死病保障」はお葬式代と生活費。「医療保障」は病気やケガの保障と、がん保障や介護保障。「貯蓄性」は老後資と進学資を検討する必要があるでしょう。

40代であれば「死亡保障」に教育費用を追加する必要がありますが、50代になると、教育費用は一段落ついているケースが多いため、その分の保障は軽くて良いかと思います。ただし、進学資に関してはまだまだ必要なタイミングですので、老後資とともに備えておく必要があります

保険見直しの4つのポイント

基本的な生命保険の選び方について、「死亡保障」「医療保障」「貯蓄性」の3つのバランスが重要であることを紹介しましたが、その中でどのようなことを検討しながら生命保険を選ぶべきなのか、もう少し具体的に紹介したいと思います。

50代が生命保険を選ぶ場合には、さらに4つのポイントを意識すると良いでしょう。その4つのポイントとは「死亡保障を減らすこと」「医療保障を充実させること」「老後に備えて一時払いや短期払込を行うこと」「保険相談口へ相談すること」の4つです。

1.死亡保障を減らす

もしも子ども独立した場合には、死亡保障を減らすことを検討しましょう。子どもがまだ成人していなかったり、就職していない場合には、万一の生活保障が不十分となる可性があるため、死亡保障を軽減するのは得策ではありません。

しかし、子ども独立している場合には、必要な生活保障も減るため、死亡保障を軽減させることができます子ども独立するタイミングで見直すと良いでしょう。

2.医療保障を充実させる

死亡保障は軽減させても良いですが、逆に医療保障は充実させた方が難です。厚生労働省の「年齢階級別にみた受療率(人口10万対)」によると、年齢を重ねるごとに入院する人や、外来人数は増加する傾向があります。

たとえば入院で見ますと、30代後半が10万人あたり375人、40代後半が570人、50代後半が1,036となっています。病気リスクが増える年代であるため、死亡保障を軽くした分を医療保障に注しましょう

3.老後に備えて一時払いや短期払込

老後のために貯蓄性のある保険に加入するのは良いことだと思いますが、老後のためにコツコツと保険料を支払い続けるのは負担だと感じる人もいらっしゃいます。

もしもゆとりがある場合には、一時払いや短期払込を活用するというのも1つの方法です。これらを利用することによって、総合的に得である場合もありますので、一度シュミレーションをしてみると良いかと思います。

4.保険相談窓口へ相談

50代で生命保険を選んだり、見直したりする場合には、保険相談口の利用がおすすめです。50代は世帯ごとに状況の差がしく、最も自分に合った方法を見つけるためには一定の知識が必要な場合があります。

ここで紹介した内容で、ある程度補できるかとは思いますが、個別ニーズにマッチングした保険選びは、より具体的な選択が必要です。合わない保険に毎保険料を支払うのはもったいないので、ぜひ一度保険相談口に行って相談してみましょう。

まとめ

50代はこれまでの人生で積み上げてきたものを考慮しながら、セカンドライフに向けた新たなプランを立てる時期でもあります。家族の状況や計の状況との兼ね合いを付けながら、必要な保障をまかなえる保険を探す必要があるでしょう。

自分に合った保険を選ぶ場合には、ここで紹介したことを参考にしていただき、より自分にフィットしたものを選ぶ際には、保険相談口に相談してみましょう。

必要な保障額はどれくらい?50代で生命保険を見直すポイントを徹底解説!