富山大学による和漢薬の活用

富山大学は、株式会社アンチエイジング・プロが提供したジオスゲニン含有ヤマイモエキス「ジオパワー15」による健常人の認知機能向上のヒト臨床試験を実施、認知機能向上効果が証明されました。



同大は「漢方薬による認知症予防への取り組みと地域活性化」プロジェクトに基づき、脳中のアルツハイマー型認知症の原因物質であるβアミロイドの増加を抑え、神経細胞の情報伝達を担っている軸索や前シナプスの変性を改善する効果がジオスゲニンにあることを2012年に発表し、注目を浴びます。



驚くべき山芋の力

そうした基礎研究に基づき、実際の食用原料を用いて、今回、ヒトでの検証を実施。20歳から81歳までの健常人に対してジオパワー15を50mg配合したカプセル2粒を3カ月間摂取させ、摂取前後の認知機能検査と血液検査を行いました。



RBANSという認知試験を評価するスコア結果では、ジオパワー15摂取群で有意な認知機能向上が示されました。被験者を年齢で分けて解析すると、中年以降の群で特にジオパワー15の効果が認められました。



山芋は古来から山薬として扱われており、今後は認知症予防素材としての活用が期待されます。



(画像はプレスリリースより)



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認知症予防の切り札 山芋で認知機能向上効果!! 富山大学和漢医薬学総合研究所東田千尋教授らのグループが ジオスゲニン含有ヤマイモエキス(ジオパワー15)による 健常人の認知機能向上効果を臨床研究で証明



富山大学、山芋エキスの健常人認知機能向上効果を証明