ツイッターのアンケートで6万票以上獲得して商品化されたファミリーマートの「忖度御膳」があまり売れていないという。これについてタレントのマツコ・デラックスさん(45)は、12月4日放送の「5時に夢中」(TOKYO MX)で、

「何でもSNSでアンケートを取ってしまうことの悪しき例よね」

とダメ出しをした。

「800円という価格設定は、冗談で買いたくない」

「忖度」を商品化するという発想は面白いが……。

忖度御膳には「腹黒い」高級魚のノドグロや「ごますり」のごまあえなど政治を連想させる食材が用いられている。なかなか凝った作りだが、800円というやや高めな価格設定のせいもあり、あまり売れていないという書き込みがツイッター上で出ていた。

忖度御膳は元々、ツイッターでのアンケート結果を基に作られた。ファミリーマートの公式アカウントは11月、アニメ「けものフレンズ」と「忖度」のどちらを商品化してほしいか教えてと呼び掛けていた。結果は、けものフレンズの2万8528票に対し、忖度が6万1239票で圧勝となった。

これについてマツコさんは、

「何でもSNSでアンケートを取ってしまうことの悪しき例よね。今って全部アンケートで取って、平均的なものを出すじゃない?でもそれだと結局、大ヒットって生まれないし、答えてくれた人が全員買う保証はないわけじゃない」

と指摘。確かに、ツイッターではかなりの票を獲得したものの、投票した人の大半は商品が欲しかったわけではないだろう。

むしろ「忖度が商品化したらどうなるのか」ということに好奇心で投票したのではないか。それを商品への需要だと勘違いしてしまったのが敗因なのかもしれない。

「オタクをなめすぎ。オタクってすごいのよ。けものフレンズにしてたら、即売よ。あの人たち偉いもん。ちょっとパッケージについてるだけで買うから」

マツコさんは値段についても「800円という価格設定は、冗談で買いたくない」とバッサリ。残念ながら、コンセプトだけでなく、価格設定についても失敗したということだろう。