追加招集でアピールのチャンスを手に入れたDF室屋成(FC東京)が、「とにかく自分のできることを全力でやりたい」と生き残りへ抱負を語った。

「運動量や戦う部分は自分のストロングポイント。監督の求めていることでもあるので、そこは勝負できると思っている」

 5日の練習では、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からポジショニングやマークの受け渡しについて細かいレクチャーを受ける場面もあり、短期間でどこまで順応できるかが一つのポイントとなる。

「チーム(FC東京)と求められていることが違うので、このチーム(日本代表)のやり方に合わせていかなければいけない。少しずつでも吸収して、早くこのチームの戦術を理解できるようにしたいです。そして、プレーできる機会があれば、自分の良さを出していきたい」

 一方、連係面については「普段は対戦しているので、長所は理解しているつもり」と急造チームではあるものの、“国内組だけ”というメリットがある。「細かい部分を詰めていければ、いい関係が築ける」。指揮官が求めるものを体現しつつ、いかに自分の持ち味を発揮するか。代表初招集の室屋は「このチャンスをうまく生かしたい」と意気込んだ。

初招集の室屋(右)。練習中に指揮官から指示を受ける場面も