メンバー10周年を迎えたNoGoD12月2日渋谷CLUB QUATTROにて、9月から駆け抜けてきたワンマンツアー『prùf』のファイナルを迎えた。CLUB QUATTROは10年前にNoGoDが現メンバーで初めてステージに立った思い出の場所。最新アルバムproof』を引っ提げた長いツアーファイナルと同時に、NoGoDにとってもファンにとっても深い意味のあるライヴとなった。

照明のなか、アルバム1曲にも収録されている鋭くを刺す「In the cage…」でステージメンバーが集結していく。照明しくきを放つと団長(Vo.)が登場し、「break out」へ。会場では一斉に強く拳が上がる。『元気だったか東京!!今日はよろしく!』と ハイトーンでシャウトするように叫んだ団長ファンは大歓で答えた。ベースフレーズとKのドラムフレーズが交互にく。会場の熱は急上昇し、コーラス部分はメンバーのみならずファン大合唱となって、ライヴはこの上ない最高のスタートをきった。

次に披露されたのは「Arlequin」。タフで妖しい道化師にステージの雰囲気はガラッと変わる。Kyrieハモリもに心地いい。「カクセイ」ではKyrieしくも繊細なギターソロを放つと、Shinnoは会場全体を包み込むような優しい笑顔Kyrieを継ぐ。『お待たせ!俺らNoGoDだ!!明しようぜ、お前ら!!』と団長が煽ると歓はもはやのようだ。さらに放たれた「蜃気楼」はNoGoDの楽曲の中でも異質のオリエタルきが広がる。揺蕩うように刻々と変わる展開に心まで持っていかれそうになる。そこから急ダークサイドに堕ちる「ヘンリエッタ」へ。団長の『跳べ!!』の強く跳ぶファンで起こった地きもライヴならではの効果音となった。

「浮世Rocks」では団長ファンコールシンクロする中、フリもまるで練習したかのようにい、一体化を存分に感じさせた後は、ぐっと時をり、フロアに浸透させるように未来を感じさせるインディーズ時代の楽曲「七色」を贈る。ちょっと所在なさげにステージから捌ける団長に少し笑いが起きつつも、楽器隊の魅が詰まったインストナンバー持と共に」では、緻密に叩き出すKyrieギターソロから、弦が引きちぎれそうなほど荒々しいShinnoギターソロへと。呼吸を合わせるとKが笑みを交わす。高まった空気のなか、Kのバスドラムを全身で感じつつ再登場した団長Kyrieギターに惹かれるように天井を仰いでからるように歌いだす「Missing」は、元々曲の持つ壮大さがさらにライヴで活き、エモーショナルな団長の歌が切なく心に突き刺さった。再びステージはムードを変えて色気漂う「emotional disorder」へ。ベース団長の歌に心地いい“静"が同じくシンと静まったフロアにねっとりと絡んでいった。

これでもかと勢いを叩きつけてくる「煽動」では団長に覆いかぶさっていくように楽器隊が猛る。その波にのまれることなくファン日常のモヤモヤさえも全部受け止めて歌う団長。さらにドロップされた「最高の世界」は澱のようなダーティーな様相からサビで一気に昇して解放される美麗な陽の成分がメンバー間に広がっていく。それぞれが視線を合わせて笑い合い、その笑顔ファンにも伝染し、タイトル通りの“最高の世界"が見えた。アルバムの核ともなったタイトル曲の「proof」は、今までのNoGoDとこれからのNoGoDへの強い決意と意思を感じさせる楽曲。切なさを内包したメロディと終わりを示唆する歌詞でありながら、その先を強に感じさせる熱い「proof(=明)」。本編NoGoD自身の明を身体全体に味わわさせられて終了した。その気持ちよさは当たり前だがもっと欲しくなる。メンバーステージから居なくなるのを食い気味に“NoGoD"コールが巻き起こった。

乞われて再び登場した楽器隊の面々。『(渋谷CLUB QUATTROは)色んなNoGoDターニングポイントになるライヴをやってますね』記憶を辿りながら振り返るKyrie。その間にShinnoの前にアコースティックギターがスタンバイされた。優しいShinnoを照らしだし、強くも暖かい雰囲気を醸すアコースティックギターストロークにのり、ささやくように団長が歌いだす。ゆったりと回るミラーボールが美しいの粒を投げかけ、メンバー全員の音が加わってもサウンドは優しさを保ったまま会場の隅々まで沁みていく。大事そうに歌を噛みしめながらどんどん高みにあがっていく団長ハイトーン・ヴォーカルはほとんど咽んでいるようだ。『最近は休止してしまったり解散してしまうバンドも多い。でも俺らは、こんな幸せ間を手放したくない。これからも一緒に、この間を生き続けてください。』団長の言葉にステージに向けて惜しみない拍手が送られる。感動が高ぶった会場を、次の「」でカオスに変えるNoGoD大合唱と共にフロア全員ジャンプし地きが起きる。アンコールとは思えないパワーでさらに「tonight!」でぶつける。Kのドラムの疾走感にのっては頭をしく振り、Shinnoは左右に楽し気に揺れる。Kyrieが近づいていくとお尻を向ける団長。顔を見合わせて笑う様子は本当にこのライヴがずっと続いてほしいと願わずにいられない。『何を信じていいか分からないなら、信じるものが何もないなら、俺らお前らの生きる糧になってやるぜ!』と放たれたのは「敬虔」。地の底からくようなKのドラムき、「ノーゴッド」にもつれ込む。ヘッドバンギングの団長ダイヴ。も最前の柵に足をかけて分厚くベースを聴かせた。左右にしく動くShinnoと客席は全に動きが一致し、お立ち台に乗ったKyrieが上からギターソロを落とす。Kも立ち上がってパワフルスティックを振り下ろすが、その表情は満面の笑顔だ。『俺らは最高に幸せバンドだ!ありがとう!!』と団長感謝の叫びで終演を迎えた。

しかし、会場からのNoGoDコールが鳴りやまない。演終了のアナウンスが2回、3回と繰り返されても、コールが止まらない。幸せな表情で再び登場したNoGoDは、全員一言ずつ自分の言葉で感謝の気持ちをファンに伝えた。

『何を言われても、NoGoDが最高のバンドだということを、一生かけて明してやるよ!死ぬまでついて来いよ!!』。その言葉を信じてついていくしかない。煮えたぎるパワーっ向からぶつけてくるこの正直すぎるバンドからはを離すことができない。まだまだ続くNoGoDの“明"を括して欲しい。

Live photo by 大塚秀美

アルバム『proof』

発売中

初回限定レス盤】(CD+DVD
KICS-93522/¥3,600+tax
<収録曲>
CD
01. In the cage...(Instrumental
02. break out!
03. Arlequin
04. 蜃気楼
05. ヘンリエッタ
06. proof
07. 持と共に (Instrumental
08. forever
09. 煽動
10. Missing
11. Tonight!
DVD
Missing
Arlequin
break out!」
Music Video 収録

【通常盤】(CD
KICS-3523/¥3,000+tax
<収録曲>
01. In the cage...(Instrumental
02. break out!
03. Arlequin
04. 蜃気楼
05. ヘンリエッタ
06. proof
07. 持と共に (Instrumental
08. forever
09. 煽動
10. Missing
11. Tonight!
12. DREAMER ※通常盤のみ収録

NoGoD オフィシャルHP
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12月2日@渋谷CLUB QUATTRO photo by 大塚秀美(okmusic UP's)