モバイルインターネットの普及や人工知能ブロックチェーンビッグデータといった技術の広がりと共に、中国ではフィンテックが1つの産業として大きな盛り上がりを見せている。キャッシュレス化が急に進展する中国は今や世界フィンテックを牽引するの1つだが、中国営通信社・新下の中国融信息網は1日、中国内外のフィンテック産業の動きや動向について紹介している。

 フィンテックが1つの産業として急な成長を見せているのは中国だけではない。英国シンガポールでもフィンテックが急に成長しており、特に英ロンドンの北に位置するショーディッチ地区には、オンライン際送サービスアジモ(Azimo)」やオンライン融取引プラットフォームの「eToro(エトロ)」、自動引き落としシステムの「GoCardless(ゴーカドレス)」、P2Pレンディンサービスの「MarktInvoice(マーケットインボイス)」のほか、オンラインモバイルバンキングサービスの「Tanem(タンデム)」など有望ベンチャーが数多く存在している。

 また、インドのアーンドラ・プラデーシュ州はシリコンバレーならぬ「FinTech Valley(フィンテックバレー)」と呼ばれるほど、多くのフィンテック企業が集積している。世界最大のフィンテックセンターとも呼ばれているフィンテックバレーでは、ベンチャー企業のみならず、機関システムイングレーター、さらにはベンチャーキャピタルなども数多く集まっており、フィンテックを中心とした巨大なエコシステムが形成されている。

 現在世界フィンテック企業に取り組んでいるのは、資の貸し借りといったソーシャルレンディングや送サービス、資産管理や保険といった分野であり、こうしたサービスを支えるのが人工知能ブロックチェーンビッグデータといった技術だ。中国米国英国べてフィンテック産業の取り組みは遅かったが、多くのベンチャー企業が続々と参入している。

 中国ではすでに人工知能活用し、顔認識による決済といったサービスも登場しているほか、既存の機関小口融資や資産管理などのサービスフィンテックを活用し始めており、フィンテックが急社会を変え始めている状況だ。中国融信息網は、将来的にはあらゆるサービスITと結びつくことになると伝えつつ、「世界フィンテック産業は米国英国が牽引している」が、中国も今や世界フィンテック大の1つだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供123RF

あらゆる金融サービスはITと結びつく、フィンテックを牽引する国々=中国報道