お笑いコンビ・次長課長河本準一(42)が6日放送の『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、「おもわぬ特大ブーメランを食らった」と話題となっている。

「この日は『昭和VS平成 女芸人SP』と題して椿鬼奴(45)やアンゴラ村長(23)ら新旧女芸人が集まり楽しく世代間トークをしていました。仕事の話になり、そこでお嬢様芸人・たかまつなな(24)が『若手に譲ってほしい! 母親世代の人が体張って仕事してるのって想像つかない』と言い始めたんです。そこですかさず河本が『仕事をまじめに芸人一本でやってますか、あなた? 他にも仕事やったりするから仕事が来なくなるんです』と説教モードで諭し始めたんです」(バラエティ番組の構成作家)

 河本といえば12年に母、姉、伯母、そして妻の母までという一族総出での生活保護の不正受給が発覚して謹慎していたことが記憶に新しい。この日の番組内での「仕事をまじめに芸人一本でやってますか?」という説教はまさに視聴者が河本に言いたいこと。視聴者はその違和感を見逃さず、「いやいや、まだみんな忘れてないから」「どの口で言ってるの?」「見事なブーメランが炸裂」とネット上は大紛糾した。あまりの盛り上がりに「もう許してやれよ」「あまりツッコむと笑えなくなる」と同情する声もあがっていたほど。

 前出の作家は、河本の身の程知らずな説教に「もしかしたら『慶應大学で大学院に通い、会社も経営している』というたかまつのプロフを引き出すために”振り”ワードとして台本に書いてあった可能性もある」と推測するが、だとしても中居正広(45)や何人もの女性芸人がいながら誰一人ツッコまない状況はキツすぎた。河本に説教された、たかまつが一瞬黙ったのは「河本の会心のボケ」にツッコんでいいのかどうか、逡巡していたのかもしれない。

「河本は、去年5月にも舛添要一元知事(67)をかばう発言をしながら、ネットで擁護を非難されるとすぐ『俺は1ミクロンも擁護しません』と矛盾するツイートし、『説明終わった後に、すぐリコールしましょう。150万人の署名が必要です』と舌の根の乾かぬうちに手の平を返して呼びかけたこともあり、SNSの書き込みも行動も軽すぎる印象です。こうした姿勢では好感度の回復にはほど遠く、まだまだ”ナマポ”のイメージは消せそうにありません」(週刊誌記者)

 河本こそぜひ自身の発言通り、仕事をまじめに、生活保護などには頼らず頑張ってもらいたいものである。

文・麻布市兵衛(あざぶ・いちべい)※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』(宙出版)など多数あり。
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