若い年代は、フェイスブックよりもインスタグラムやスナップチャットなどのコミュニケーションツールを好む傾向があるといわれる。その理由の一つとして、「自分のプライベートを人に覗かれたくない」ことが挙げられるようだ。今回は、フェイスブックの「いいね」が遠因で、悲惨な目に遭った女性を紹介しよう。

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■妻のフェイスブックに妬む夫が家庭内暴力

 11月29日付の英紙「The Daily Mail」によると、南米・パラグアイに暮らす21歳の女性オルティゴザさんは、32歳の夫・ガリアーノから日常的に酷い家庭内暴力を受けていた。ある日、通報を受けた現地警察が夫婦の家に駆けつけると、オルティゴザさんの顔と身体は変形し、鼻中隔と唇の再建手術を受ける必要があるほどの暴力を受けた後だった。嫉妬深い夫は、彼女のフェイスブックページで誰かが「いいね」する度に、彼女を殴りつけていたのだという。

「ガリアーノはオルティゴザさんのフェイスブックを自分で管理し、“いいね”がつく度に、彼女がその人たちと関係を築いていると非難し、殴ったり蹴ったりしていました。ガリアーノは、オルティゴザさんが悲鳴をあげないように口に布を突っ込んで殴っていたので、彼女が歯を失うことはありませんでしたが、口内はもう滅茶苦茶な状態でした。」(オルティゴザさんの弁護士マルティネス氏)

 友人たちは、彼らがオルティゴザさんのフェイスブックに反応する度に残酷に殴られていることをまったく知らなかった。


■悪魔のような夫、ガリアーノ

 パラグアイの農村部には、今もマチスモ(男性優位思想)やマリアニスモ(女性は夫や家長に従順であるべしという考え方)が根強く残っており、家庭内暴力の発覚が遅れる一因になっているとの指摘もある。

 しかし今回、あまりにも残忍な息子の暴力を見かねたガリアーノの父親がついに警察に通報。結果、ガリアーノは逮捕され、女性への重大な暴行と自由の剥奪などの罪によって、最大30年の刑罰を科される可能性がある。ちなみにガリアーノは、たとえ友人女性からの“いいね”でも妻を殴っていたようだ。

 この事件にせめてもの救いがあるとすれば、ガリアーノの父親が何とか正気を保っており、自らの息子を警察に差し出したという点かもしれない。オルティゴザさんは、若くて可愛らしい女性だ。勇気を持って新しい人生に踏み出し、幸せになってもらいたいものだ。
(文=三橋ココ)

イメージ画像:Thinkstockより引用。

イメージ画像:Thinkstock