多嚢胞卵巣症候群は妊娠出産で改善するのでしょうか。今回は20代の女性からの相談です。妊娠中の彼女ですが、多嚢胞卵巣症候群の治療について悩んでいます。産後の治療再開はいつ頃が良いのでしょうか。専門家に聞いてみました。



多嚢胞卵巣症候群についての相談:「出産と多嚢胞卵巣症候群の関係について」


『もともと生理不順で2~3カ月周期でした。多嚢胞卵巣症候群と診断され、排卵誘発剤を使用して妊娠出来ましたが、産後の生理がどうなるか不安です。出産で体質が変わり、生理が順調になることもあると聞きましたが、本当でしょうか。子どもは2人欲しいと思っており、年子でも良いので、治療が必要な場合、産後1年を目処に再開したいと思いますが、見極めはいつ頃でしょうか。(20代・女性) 』




妊娠で症状は緩和されても完治はしない多嚢胞卵巣症候群

産後、多嚢胞卵巣症候群が改善することもあるものの、必ず完治するわけではないようです。




『多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣の壁が厚く硬くなることで、卵胞が壁を破って排卵することが出来ないために起こる排卵障害です。日頃の生活習慣を改善することで、ホルモンバランスが良くなり、自然と改善する場合や、薬物治療で漢方の服用などにより改善する場合、最終的に手術で改善する場合などがあります。(看護師)』





『妊娠中から産後にかけて、女性ホルモンバランスは劇的に変化します。産後に体質やホルモンバランスが変化し、多嚢胞性卵巣症候群の症状が自然と改善したというケースもあるようです。(看護師)』





『多嚢胞卵巣症候群で妊娠・出産した場合、ホルモンバランスが整って生理が規則的になり、すぐに妊娠した方もいますが、多嚢胞卵巣症候群は妊娠して症状が緩和されることはあっても、完治しないのが現状です。(看護師)』




目安は1年。母乳育児の場合は卒乳後3カ月は様子を見て

産後1年経っても生理が再開しないようなら病院に行くのが良いとのアドバイスがありました。母乳の場合は卒乳後3カ月が目安になるようです。




『産後の生理再開は個人差があり、3カ月ほどで再開する場合もあれば、1年以上再開しない場合もあります。特に母乳育児の場合は、1年ほど生理が再開しないことが多くなります。産後1年以内に再開しない場合は、治療を目的に病院を受診した方が良いでしょう。できれば基礎体温を測って、排卵が起きているか確認して下さい。基礎体温を測ると生理再開の目安にもなります。(看護師)』





『私の場合、完全母乳育児だったため、生理再開まで1年3カ月かかりました。母乳育児の有無にも左右されますが、1年以上再開しない場合・卒乳後3カ月以上再開しない場合は、一度病院の受診をお勧めします。「1年」を目安と考えて良いと思いますよ。(看護師)』





『産後は忙しくなると思いますが、疲れたらすぐ休んで無理しないで下さい。特に産褥期はしっかり身体を休めて下さい。身体を冷やさないようにし、産褥体操・骨盤矯正運動で、子宮の回復を促しましょう。産後は難しいと思いますが、生活のリズムを整え、適度な運動を行うことがホルモンバランスを整える基本になります。(看護師)』




多嚢胞卵巣症候群は産後、改善することはあるものの、一般的に完治はしないようです。見極めの時期は産後1年と考え、母乳の場合は卒乳後3カ月が目安になるとのアドバイスが専門家からありました。



妊娠出産で多嚢胞卵巣症候群は改善する?産後の治療再開の目安は?