男子に「苦手な女子は?」と聞くと、「男友達しかいない女子」みたいな答えがよく返ってきます。「げっ、自分じゃん!」と感じる人は少なくないかもしれませんが、この機会に、男子のこの発言の真意について考えてみたいと思います。


1.浮気しそうだから?

「男友達が多い女子は、なんか、それだけその子を異性として見る男子が多いってことで、付き合った後も、そのたくさんの男友達の中の誰かと恋仲になりそうだなって思って、手を出しにくいかもしれやい」(大学生/19才)
まずは、「男友達が多い」というのを、「それだけモテる」と解釈するからというのがあげられそうです。実際にも、「異性間で友情は成り立たない!」なんていう人もいるくらいですから、こう考える人がいるのもおかしい話じゃありませんね。
「付き合った後、嫉妬したくない」「平穏な気持ちでいたい」というところを見据えた意見なのかもしれません。


2.それが男子なら……

「もしも男子で「女友達しかいないわー」みたいな男子がいたら、絶対にそいつ、嫌な奴だから、その逆版かよって思うと、あまりいい印象は抱けない」(専門学生/20才)
もちろん男子と女子とは違うと思いますが、なんとなく言いたいこともわからないではないですよね。
同性との、「損得のない」人間関係を大切にできる人というのは、、やっぱりそれなりに評価したくなります。とくに男子は、「持つべきものは仲間だなっ!」メンタルがかなり強いですから、なおさらこんなふうに考えてしまうのかもしれません。


3.そもそも自分が特別と感じようがない

「そんな男友達たくさんな女子を前にして、『俺はその中でも特別』と感じることが難しいと思うから。そういう子は今まで何度も好きになりかけたけど、結局、本気になる前に諦めてしまった」(通信/24才)
彼曰く、デートするたびに自分以外の男子の話がたくさん出てきて、しかもその男友達のことをすごく楽しそうに話すから、その子にとって、「俺と同レベル」で大切に思ってる男子なんてたくさんいるんだろうな、と思ってしまったのだそう。
「彼氏」になる前は、誰もが「男友達」。ということは、ある意味、「男友達はみんな彼氏候補」というのもあながち間違いではないわけです。恋のライバルが多すぎる、そんなふうに見えてしまうというのにも、一理はあるのかも。


4.わざわざ言うのが

「感覚的な問題だけど、わざわざそんなことを口にするあたり、なんとなく、地雷感というか、近寄るのをためらう要素がありそうな気がするんです」(メーカー/23才)
事実であるからといって、それをあえて言葉にすることでトラブルになることは人間関係ではよくありますが(正論を連発すると、たいてい嫌われますね(笑))、これと似ているのかもしれません。「俺、ほっとんど女友達ばっかだゼ☆」とドヤってる男子がいたらやはり「お、おう……」となりますよね。
言い方、言うシチュエーションにもよるけれど、少なくとも、「なんでそれ言った?」的な感じに受け取れるような伝え方には注意した方がよさそうです。


おわりに

もちろん「男友達はなるべく減らそう!」なんて非現実的なアドバイスをするつもりはありません。
ただ、最後に私のエピソードを紹介しますが、好きだった男子から、「いつまでも、『みんなのあかり』でいようとしてると、いつまでも、『誰かだけのあかり』にはなれないと思うよ」という一言を添えられてフラれたことがあります(当時の私には、飲み会友達と呼べる男子がたくさんいました)。
「男友達がたくさんいること」と「好きな人と付き合うこと」は両立できるものですが、両立するには、とくに「好きな人」に対して一定の配慮が必要なのかもしれませんね。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)

なんで男子は「男友達ばっかりな女子」を避けるのか