04年にマリナーズで打撃コーチ務めた名打者、イチローに「上手くいくことを願っている」

 マーリンズからFAとなったイチロー外野手が、今季の最優秀監督賞に輝いたツインズポール・モリター監督に祝福のメッセージを送っていたと、地元メディアが伝えている。イチロー2004年シーズン最多記録の262安打をマークした際、マリナーズで打撃コーチを務めていた元名打者は“恩師”とも言える存在。ただ、背番号51の獲得については「あまり想像できない」と否定的な考えを明かしている。

 ツインズが本拠地を置くミネアポリスの地元紙「セントポールパイオニアプレス」は、「ア・リーグ最優秀監督賞に選出された後、モリタ―はイチロースズキからお祝いのメッセージを受けた」と紹介。MLB歴代9位の通算3319安打を放った名打者は、現在もイチローと強い信頼関係で結ばれている。

 イチロー2016年メジャー通算3000安打を三塁打で記録したが、これはモリター監督に続いて史上2人目という“縁”もあった。偉業達成後の記者会見では「打球が上がった瞬間は(フェンスを)越えてほしいと思いました。ただ、結果的には、三塁打で決めたというのはポール・モリターと僕ということだったので、結果的にはそのほうが良かったなというふうに思いました」と明かしていた。

 イチローヤンキースからFAとなった2014年オフには、獲得を球団首脳に積極的に勧めていたモリター監督。ただ、今オフはやや状況が異なるようだ。記事では「彼はミネソタでの再会を予期してはいない」と言及。モリター監督は「彼は仕事を探している。正直に言うと、我々が抱えている現在の外野手を考えると、私はあまり想像できないんだ。ナショナルリーグでは、少なくとも彼が代打で出場できることは知っている」と説明したという。今季プレーオフに進出し、来季はさらなる躍進を目指すツインズの外野陣に不満はない様子で、投手への代打が必要ないア・リーグでは起用方法が限定されることもネックになると考えているようだ。

 モリター監督は「上手くいくことを願っている、彼が現役続行を望んでいるのは理解している」とエールも送ったという。イチローの去就決着は年明けになると見られているが、その動向に注目が集まっている。(Full-Count編集部)

去就が注目されるイチロー【写真:Getty Images】