日中国交正常化45周年を記念した動きはスポーツの世界においても見られる。東京都内では12日、「第1回日中サッカーサミット」が開催された。サッカーを通じて日中のさらなる友好を促進し、アジアや世界に向けてサッカーの有能な人材育成において協力していくために様々な話し合いがなされたようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国はサッカーの人材育成のために日本から学び、ユース育成に力を注ぐ方針」とする記事を掲載した。

 日中サッカーサミットには中国から上海サッカー協会の会長や、中国U19コーチの賈秀全監督、また青少年の指導に従事するサッカー関係者らが出席したが、日本のサッカー関係者との様々な話し合いを通じて、改革と発展についての有意義な話し合いができたようだ。

 記事は、現在の中国で行われている青少年を対象としたサッカー選手の育成プログラムは順調に発展を遂げており、一部の都市ではサッカーが体育授業にも取り入れられ始めているとしつつも、中国では練習場や青少年クラブチームが圧倒的に少なく、さらには審判の育成なども急務であるといった問題が存在していることを強調した。

 これに対し、日本でもサッカーの練習場は不足気味であるものの、現在多くのプロクラブチームが青少年の育成に乗り出し、次世代のサッカー選手の育成にあたっていることを指摘した。また、中国では海外と比べると子どもたちのサッカーを始める年齢が遅いことを指摘し、中国のあるコーチは「日本でサッカーをする子どもは4歳からボールに触れ、年間平均84試合に参加するのに対し、中国では8歳からで年間平均25試合程しか経験が積めない」という現状も指摘した。

 子ども達がスポーツに専念し、人材を育てていくには環境が大きく影響を及ぼす。中国ではこれまでスポーツは選ばれた子どもがやるものという認識が一般的だったが、ここにきてこうした考え方に変化が起きているようだ。サッカーの人材育成に向けて日中が共同して取り組むことは日中友好の懸け橋になることと期待されるが、将来的には中国サッカーが日本にとって強敵となるような時代も来るかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国サッカーの人材育成は「日本から学べ」、将来は日本の強敵になるかも? =中国報道