日中関係は近年、小康状態にあるものの、中国内では日本に対する感情は決して好転していない。だが、中国内では日系の販売は好調であり、越ECなどを利用して日本製品を買いめる中国人消費者の数は多い。

 中国ネット上の意見を見てみると、歴史問題を理由に日本批判するは根強く存在するが、その一方で日本を訪れる中国人旅行客の数は年々増加している。中国人の対日観は一様ではないことが見て取れるが、「ネット上では日本批判しつつも、実際には日本旅行に出かける中国人」がいるという現日本人から見ても不思議だが、中国人にとっても不可解な現のようだ。

 中国メディア今日頭条はこのほど、中国人はなぜ「口では日本を罵りつつも、心では日本旅行に行きたいと願うのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 中国では日本に対して好意的な発言をすると、周りから批判されてしまうかもしれないという雰囲気があるのは事実だ。それゆえ友人に隠して日本旅行に行くという人もいるほどだ。記事に寄せられたコメントを見てみると「日本が嫌いと言いながら、日本化粧品を用していたり、日本アニメを好んで見ている中国人は多い。中国人の体は口よりも実ということだ」があった。普段、日本批判しているのはあくまでも「対外的」なであり、日本に関する本音を言いにくい環境に問題があるという見方だ。

 また、「自分自身は日本製品を用し、日本料理を好んで食べているくせに、他人が日本製品を買うことは許せないという中国人は少なくない」という意見も見られた。自分のことは棚に上げて日本批判している人が多いということなのだろう。

 いずれにしても、記事には「口では日本を罵りつつも、日本製品を用したり、日本旅行を楽しんだりしている中国人は多い」という意見が寄せられており、多くの中国人日本に対して複雑で矛盾した感情を抱いているということが見て取れた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供123RF

口では罵りながらも、日本製品を使い、日本に旅行に行く中国人が多いのはなぜだ=中国