1年間に産まれる子どもの数を示す「出生数」が、2017年に過去最少となることが22日に公開された厚生労働省の調査結果でわかった。婚姻件数や婚姻率も過去最低を更新した一方、死亡数は戦後最多となった。

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厚生労働省によると、今年の出生数は初めて100万人を下回った昨年よりも3万6000人少ない94万1000人となる見通し。統計を取り始めて以来、最も出生数が少ない年となる。また、婚姻件数は昨年より1万4000組少ない60万7000組となり、人口1000人に対する婚姻率も初めて5%を割る4.9%に減少。どちらも過去最低を更新することになる。一方、死亡数は、昨年よりも3万6000人多い134万4000人になる見通し。出生数から死亡数を差し引いた人口減は40万3000人となり、戦後初めて40万人を超えることになる。

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