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(deeepblue/iStock/Thinkstock)

子供のうちは、友達と揉め事を起こしても、「謝られたら許さなければならない」という風潮が多少なりともあるだろう。

しかし、いじめっ子から謝罪を受けた際、さまざまなことが原因で受け入れることができず、余計に気分が沈んだ被害者もいるらしい。

しらべぇ取材班は、学生時代にいじめられた経験を持つ人たちに話しを聞いた。

(1)一方的に謝罪して円満解決

「中学生の時にいじめられてクラスに行けなくなり、卒業まで保健室登校になりました。卒業式の少し前に、先生から『いじめた子が謝罪したいと言っている』と伝えられましたが、私は拒否。

しかし、先生たちに無理やり会わされて、いじめっ子が一方的に謝罪。向こうは謝まって罪悪感も消えてすっきりしただろうが、学生時代を壊された私は忘れないし許せない」(女性・29歳)

(2)次の標的ができたら仲間に取り込む

「部活内でいじめられていたんですが、主犯格の子から『ごめんね。これからは仲良くしよう』と謝られ、『よかった。もういじめはなくなるんだ』と安心しました。

ところが、すぐにターゲットを変え、部活内の別の子を名指して『あいつムカつくよね。次はあの子をいじめよう』と言い始めて…。私に謝罪したのは反省ではなく、仲間として取り込み別の子をいじめるためでした」(女性・26歳)

(3)謝罪を受け入れないと周りの大人が怒る

「学生時代にいじめられて、相手に謝罪されましたが、私は許しませんでした。そうしたら先生や周りの大人は『謝ったんだから!』と、受け入れない私を悪者扱い。

でも人権を無視するほどに陰険にいじめておいて、『ごめんなさい』というだけで許されるなんておかしい。いじめっ子に甘すぎる」(女性・29歳)

■いじめられた経験がある人はどれくらい?

しらべぇ編集部は20代~60代の男女1,381人に過去に1度でも、いじめられたことがあるか」を調査したところ、約半数の人が「ある」と回答。

(©ニュースサイトしらべぇ

いじめた側はすぐに忘れても、いじめられた側は心にトラウマを抱え、その後の生き方に影響を及ぼす場合もある。

反省して、謝罪したから許してもらえる…というのは、甘い考えなのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・オレンジおっかさん

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1,381

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