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社会現象となる作品が次々生まれ、「街からOLが消える」などと形容された作品もあったかつてのテレビドラマ

しかし、今では多くの作品が低視聴率にあえぎ、数字のみならず「作品への評価」という面でも視聴者を満足させられないものも少なくない。

中でもとくに求心力を失ったのが「恋愛モノ」ではないだろうか。現代の人々がこの手の作品についてどう考えているのか、当サイトでは調査を行ってみた。

■6割以上の人は「恋愛モノ」が好きではない

恋愛ドラマ・映画グラフ1(©ニュースサイトしらべぇ

しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1336名に調査を行ったところ、「恋愛ドラマや恋愛映画が好き」と答えた人は全体の37.6%。

男女では大きな差が見られ、女性は45.0%だったのに対し、男性はその3分の2の30.2%にとどまった。

■20代女子のみ過半数に

恋愛ドラマ・映画グラフ2(©ニュースサイトしらべぇ

性年代別で見ていくと、20代の女子がもっとも恋愛モノ好きと判明。6割弱が該当する結果となった。

だが、全体で過半数に達したのはこの層のみで、男性は年代があがるにつれ数値も減少していた。

■録画視聴と恋愛モノに関連性が?

恋愛ドラマ・映画グラフ3(©ニュースサイトしらべぇ

特徴別で見ていくと、「恋愛体質だ」と答えた人はそうでない人よりも27%も恋愛モノが好きであることが判明。

しかし、その一方で「テレビは録画して視聴する」と回答した層にも、恋愛ドラマ好きが多いことが判明した。

昨今、若者のテレビ離れや草食化などにより、恋愛を扱った作品はヒットしにくく、結果的に医療ドラマや刑事ドラマが増えたと言われているが、データで言えばあながち間違っていないようだ。

もっとも、2016年に大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)のように、中には社会現象となる恋愛ドラマも存在する。

ただ甘いだけでなく、いかに現代的な題材、感性をうまく取り込んだ作品にできるかが肝になってきているのではないか。

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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1336名 (有効回答数)

6割以上の人は「恋愛ドラマ」が好きじゃない テレビの未来に暗雲が…