阪神・淡路大震災から23年を数える2018年1月、阪神高速の被災構造物を保管している「震災資料保管庫」が特別開館。特別企画も実施されます。

事前申し込みなしで見学が可能

阪神高速は2018年1月、阪神・淡路大震災で被災した同道路の構造物を保管している「震災資料保管庫」(神戸市東灘区)を特別公開します。

当時、阪神高速では、3号神戸線で一部区間の橋脚が倒壊するなどの大きな被害が出ました。「震災資料保管庫」は、阪神高速が1995(平成7)年の阪神・淡路大震災での被災経験を風化させることなく後世に継承するため、また、今後の防災対策の研究の一助となることを願い、特徴的な被災構造物34点を展示している施設です。

今回の特別開館は2018年1月13日(土)と14日(日)の各日午前10時から17時まで(最終受付16時)です。参加費は無料。見学の事前申し込みは不要です。阪神高速関係者による被災構造物の案内や、震災当時の阪神公団職員による体験の講演などの特別企画も実施されます。

なお、展示場所に暖房の設置はないため、暖かい服装での来館が推奨されています。また、上記日程以外でも、毎月第1週、第3週の水曜と日曜に限り、「震災資料保管庫」は、事前予約制による一般見学を受け入れています。

【地図】「震災資料保管庫」会場付近の地図

被災した道路構造物が保存されている「震災資料保管庫」のイメージ(画像:阪神高速)。