1月8日放送の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)にて、「居酒屋鳥貴族』を貴族が集まるサロンと勘違いして面接を受けてしまい、そのままバイトして鶏肉を仕込んでいた人」が紹介され大きな反響を呼んでいます。

番組に登場したのは、世界的バイオリニストとして貴族や皇族の前で演奏していた鷲見恵理子さん。彼女はバイオリン名門一族の生まれで、14歳で米国の名門音楽院に留学。その後イタリアへ渡り、優雅なバイオリン生活を送っていました。

ある時、母が体調を崩し入院したことがきっかけで、日本に一時帰国。留学時代はひと月100万円の仕送りを貰っていた鷲見さんですが、一人でも生きていけるようになろうと決心します。たまたま「鳥貴族 アルバイト募集中!!」の求人を見かけた鷲見さんは、貴族という文字を見て高級店だと勘違いしたそう。履歴書の代わりにバイオリンの音源がはいったCDと演奏DVDを持って『鳥貴族』の面接に直行します。店長は「食えなくなった音楽家くずれがバイトしに来たな」と思ったそうです。無事に採用された鷲見さんは時給990円のアルバイトとして働き始めることになります。自分が『鳥貴族』を勘違いしていることに気が付いたあとも、「自分が決めたことだから」と働くことをやめなかったそうです。

また番組内では、

・バイトで使用した制服は毎回クリーニングに出していた。
ひき肉をこねる作業が指先のパワーアップにつながり、バイオリンの技術が向上。
・世界的指揮者とのミーティングとバイトがダブルブッキング
・バイト先のロッカーに数千万のバイオリンを置いていた。

といった『鳥貴族』とバイオリン奏者の二重生活中に起きた仰天エピソードも披露しました。

その後、指に怪我をすると本業に支障をきたしてしまうという理由で、9か月続いたアルバイト生活に幕を下ろしました。次は本物の貴族が訪れる洋食店でバイトをしたいとのことです。

ネット上では、「すごいなこの人の適応力」「鳥貴婦人」「漫画かよwwww」「何から何まで漫画のようなホントの話」といった様々な反応がみられました。浮世離れしたエピソードに驚く視聴者が多かった模様です。

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