JR発足初期の1990年に「シルフィード」として登場したのち四半世紀以上、新潟を拠点に走ってきたジョイフルトレインNO.DO.KA」がついに引退。最後の旅路に出発しました。

ディーゼル発電機を搭載した電車 その目的は

臨時列車や団体列車で使われていたJR東日本新潟支社のジョイフルトレイン485系電車「NO.DO.KA(のどか)」が2018年1月10日(水)、東京都内に現れました。

NO.DO.KA」は2018年1月6日(土)と7日(日)、新潟県内でそのラストランツアー「終幕 NO.DO.KA」「惜別 NO.DO.KA」を実施。このたび廃車を目的とした回送の途中、東京都内を経由したとみられます。

この485系電車「NO.DO.KA」は、展望車構造とカーペット敷きの車内、ディーゼル発電機搭載が大きな特徴です。

運転席を高い位置に設けることで、客室からの前方・後方展望を確保。大きな窓から、乗務員気分を楽しめる構造になっています。

また「NO.DO.KA」は元々、既存車両(189系電車)を改造して1990(平成2)年、ジョイフルトレインシルフィード」としてデビュー。そのとき、車内にはリクライニングシートが並んでいましたが、2001(平成13)年に改装され「NO.DO.KA」へ生まれ変わった際、靴を脱いでくつろげるカーペット敷きの車両になりました。

そして一般的な電車は、例えば非電化区間(架線など車両へ電気を供給する設備がない区間)において、ディーゼル機関車けん引で走行はできても、車内の照明や空調に使う電気が調達できないため、営業運転が困難です。しかし「NO.DO.KA」は、電車ながらディーゼル発電機を搭載。この課題を解決しています。

なお在来線の電化区間では、直流と交流の電気が場所によって使い分けられていますが、「NO.DO.KA」は直流と交流の両方に対応。電化・非電化問わず、幅広い路線で活躍できる車両でした。

【写真】展望室にはソファー 「NO.DO.KA」の車内

京浜東北線の東十条駅付近を走るジョイフルトレイン「NO.DO.KA」(2018年1月10日、乗りものニュース編集部撮影)。