昨夏と今冬の移籍市場で大型補強を立て続けに成立させてきたバルセロナだが、エルネスト・バルベルデ監督は、クラブの強化スタイル自体には変化が起きていないと考えているようだ。10日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

 バルセロナは昨年8月、フランス代表FWウスマン・デンベレを移籍金総額1億4500万ユーロ(約193億円)で獲得。今月6日にはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョクラブ史上最高額となる最大1億6000万ユーロ(約213億円)の移籍金で獲得している。

 上記のような大型補強を敢行している近年のバルセロナは、選手獲得によるチーム強化が目立っている状況だ。一方、主力メンバーを数多く輩出してきた下部組織が軽視されるようになったという声も挙がっている。

 バルベルデ監督は10日、セルタとのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)5回戦セカンドレグの前日会見に出席し、「バルサモデルは常に変わらない」と自身の考えを明かした。さらに「バルサは世界最高の選手たちを獲得するために、常に移籍市場に出ている。また同時にプレースタイルを維持するために、常に下部組織にも目を向けているんだ」とコメント。「今もこの方針は継続されている」として、“補強と育成を両立するスタイル”がクラブに根付いていることを主張した。

 一方でバルベルデ監督は、「シャビや(アンドレス)イニエスタのような選手は複製不可能だし、下部組織からのピックアップは状況に応じた大小の波がある」ともコメント。選手獲得の方が目立ってしまう状況が生じることもやむを得ないという見解を示した。

(記事/Footmedia

昨夏にデンベレ(左)、今冬にコウチーニョ(右)を獲得したバルセロナ [写真]=Getty Images