ゲーム系作品が非常に多くリリースされているPC向けVRアプリの中でも、オンライン上で、多人数でコミュニケーションが取れる「ソーシャルVR」にも注目が集まっています。

オンライン上で他人と触れ合うアプリはこれまでにもありましたが、VRではハンドコントローラーを使うことで身振り手振りを再現できるため、より密度の高いコミュニケーションが取れる利点があります。そのためゲーム系VRコンテンツと比べると、ソーシャルVRではコミュニケーションを重視したコンテンツが多いです。もちろんそういった中でも、ふれあいだけでなくミニゲームができるコンテンツもあります。

小さい規模では数人でコミュニケーションを取れますが、コンテンツによっては数百人が同時に同じ空間を共有できるアプリリリースされています。今回は未来を感じさせてくれるソーシャルVRの中でも、おすすめのコンテンツを紹介していきます。

目次

・大規模ソーシャルVR
cluster.(Oculus RiftHTC Vive向け)
VRChatOculus RiftHTC Vive向け)
Rec RoomOculus RiftHTC VivePlayStation VR向け)
AltspaceVR(HTC ViveOculus RiftWindows MR向け)

・少人数向けソーシャルVR
Bigscreen BetaOculus RiftHTC Vive向け)
Facebook Spaces(Oculus RiftHTC Vive向け)
Steam VR HOMEOculus RiftHTC Vive向け)
Coco VR(Oculus Rift向け)

大規模ソーシャルVR

cluster.(Oculus Rift、HTC Vive向け)

大人数で参加できるバーチャルルームを作れるサービス。自分の好きな時間に好きな規模でルームを作成できます。

リリース以降、VRに関連したイベントや講演会で多く使用されてきました。誰かとコミュニケーションを取るというよりも、イベントの観覧をみんなで楽しんだり、カンファレンスで登壇者の講演を聞く方が多いサービスです。登壇者以外はボイスチャット等は出来ませんが、ステージモニターに投稿したコメントが表示されるためリアルタイムで会場の雰囲気を感じられます。もちろん小規模のルームで少人数会議のようなことも出来ます。日本発のサービスということもあり、完全日本語対応しているのも特徴です。

cluster.公式サイト

VRChat(Oculus Rift、HTC Vive向け)

多人数が同じ空間で触れ合えるソーシャルVRの中でも、ユーザーコンテンツに手を加えられることが特徴のサービスです。

例えば、自分で作った3Dキャラクターアバターに設定することなどができるため、非常に個性豊かなキャラクター達が多いです。ルームなども自分で作成でき、単に模様替えだけではなくゲームも作れます。まさしく「成長するソーシャルVRコンテンツ」と言えます。あまりに多くのルームがあるため、自分に合ったルームを探すのも一苦労です。

日本語コミュニティなどもあるため比較的日本のユーザーが多いサービスです。日本語には対応していませんが、英語が分からなくてもある程度は楽しめるのもうれしい点です。

Rec Room(Oculus Rift、HTC Vive、PlayStation VR向け)

オンラインマッチングした人と様々な遊びが体験できるゲーム。他のソーシャルVRと比較すると、より遊びに特化したコンテンツです。バスケットボールや的当て、サバイバルゲームなど豊富な遊びが用意されています。フレンドではない人ともマッチングでき、遊びの幅も広いためがっつり遊ぶことができます。

本作は頻繁にアップデートされており新ゲームの追加などが行われています。そのため、ゲームに飽きても数週間後にログインすれば新しい体験をすることができます。Oculus RiftHTC VivePlayStation VRなど幅広いデバイスに対応しているため、とりあえずVRオンラインゲームを試してみたい人にオススメです。

AltspaceVR(HTC Vive、Oculus Rift、Windows MR向け)

数十人同時に同じVR空間で触れ合えるサービスです。友人や全く知らないプレイヤーボイスチャットだけでなく、身振り手振りを使ってコミュニケーションを取れます。

キャンプダンジョンのようなルームや、未来的なルームなど変わった雰囲気も味わえます。チェスをしたり動画を一緒に見たりなど飽きないほどのコンテンツもあります。初期のころから様々なVRヘッドマウントディスプレイに対応しており、VRソーシャルサービスの先駆けともいえるコンテンツです。一方で日本語サポートされていないため、最低限の英語が分からないとコミュニケーションはおろか、ルームに入ることも難しいコンテンツではあります。

一時期は資金難のため閉鎖というニュースもありましたが、現在はMicrosoftに買収されWindows MR向けのソーシャルVRアプリとして展開していく予定です。

少人数向けソーシャルVR

Bigscreen Beta(Oculus Rift、HTC Vive向け)

少人数で同じモニターを眺めるVRホームシアターともいえるサービス。最大4人までと人数は少ないながら、PCのデスクトップ画面やPlaystation 4などのコンシューマー機のプレイ画面も大画面で表示できます。

1つだけではなく複数のディスプレイも表示できるため、大画面ディスプレイで映画を見ながら、自分の見やすいサイズディスプレイでほかのことも出来ます。ボイスチャットも出来るため、友人と野球を観戦しながら盛り上がるといったことにもおすすめのコンテンツです。まるでLANパーティ(※)のようにPCゲームをみんなで遊ぶ体験をVRで行えるのも、PCゲーマーにはうれしい所です。

パソコンを持ち寄り、複数人でPCゲームマルチプレイすること

Facebook Spaces(Oculus Rift、HTC Vive向け)

Facebookが主導するソーシャルVRサービス。友人とボイスチャットや身振り手振りでコミュニケーションが取れるのはもちろん、ミニゲームなどで盛り上がることも出来ます。

特に特徴的なのは、アバターを自分のFacebookアカウントの画像から作成する機能です。自分に似たアバターが自動で作られるため、アバター作成は比較的簡単です。しかしFacebookの画像が人の顔でないと認識できず、アカウントが作れないこともあります。ミニゲームも充実しており、Gear VR向けに100万ダウンロードを突破している『Bait!』をFacebook Spaces用に完全対応させたゲームもあります。

リリース当初はOculus Rift専用コンテンツでしたが、アップデートHTC Viveにも対応しました。HTC Vive対応版はSteamではなく、公式サイトからダウンロードするため注意が必要です。

ダウンロードはこちらから

Steam VR HOME(Oculus Rift、HTC Vive向け)

SteamでVRゲームプレイする際に欠かせないSteam VRのソフトウェアに付属しているサービス。自分のマイルームを編集して楽しんだり、アバターを編集できます。

また、自分が作成したルームやオブジェクトを登録できます。登録されたものにはフレンドを呼ぶことができ、一緒にゲームを遊べます。『VRChat』のように大人数では遊べませんが、Steam VRを起動するだけでアクセスできるため非常に手軽であることが特徴です。もちろん自分のルームから、購入したSteamのVRゲームを起動することも出来ます。さらにSteamで人気の作品であれば、そのコンテンツに則したルームの家具なども配布されています。

ダウンロードはこちらから

Coco VR(Oculus Rift向け)

日本では2018年3月16日公開予定のアニメーション映画Coco」(邦題「リメンバー・ミー」)の世界を体験できるVR作品。ディズニー映画などを手掛けるピクサーアニメーションスタジオが手掛けており、完成度は折り紙付きです。

風景やキャラクターの動きなどは見ているだけで世界に引き込まれるほどのクオリティ。広場や劇場など様々な場所を楽しめますが、電車に乗るとストーリーが進み特別な体験ができます。また、マルチプレイヤー機能にも対応しており、フレンドと交流しながら世界観を楽しむこともできます。

ダウンロードはこちらから