こうの史代夕凪の街 桜の国」のドラマ化が決定。NHK広島放送局開局90年ドラマとして、今夏NHK総合テレビで放送される。

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夕凪の街 桜の国」は原爆投下後の広島を、原爆の被害に苦しみながらもたくましく生きる家族の姿を通じて描いた作品。1955年広島市を舞台とする「夕凪の街」と、1987年東京都中野区を舞台とする「桜の国(一)」、2004年を舞台とする「桜の国(二)」の3話から構成される。同作は漫画アクション双葉社)にて発表され、2004年に描き下ろしを加えて単行本化。2007年には田中麗奈主演で映画化された。

ドラマでは舞台を2018年に置き換え、オリジナルストーリーを交えながら物語を展開。出版社で編集者として働く女性・石川七波は、認知症の疑いがある80歳の父・旭を追いかけて広島へと辿り着く。行き先も告げずに家を出た旭が訪ねていたのは、1955年に原爆症で亡くなった七波の伯母・皆実の足跡だった。

※記事初出時、キャラクター名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

ドラマ「夕凪の街 桜の国 2018」

2018年夏、総合テレビにて放送予定

スタッフ

原作:こうの史代夕凪の街 桜の国
脚本:森下直
制作統括:田中意澄
演出:熊野律時

「夕凪の街 桜の国」