漫画好きならば一度は憧れる漫画業界。今回の「ニコニコワークショップ」では、「編集者漫画家のお仕事」と題して『放課後さいころ倶楽部』作者である中道裕大さん、「ゲッサン」(月刊少年サンデー)編集部のナガオカさんがゲストとして登場しました。

 ワークショップでは、中道さんが漫画家ピクピクンさんとラブマツさんに「紙を使わなくなったので、パソコンだけ」という自身の仕事場での『放課後さいころ倶楽部』製作過程をVTRで紹介しました。

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中道さんが漫画家になったきっかけ

ピクピクン
 漫画家の仕事について裏側を見てみようと思います。中道先生の漫画家としての生活や考え方をお聞きしたいのですが、まずは先生の簡単な経歴と作品について紹介します。2002年に第50回小学館新人コミック大賞を受賞......。

中道:
 もうそんな前なんですね。

ピクピクン
 そもそも中道さんは何歳なのですか。

中道:
 今年で39歳です。

ピクピクン
 え~! 若くないですか!

中道:
 言われたくないです(笑)。だってピクピクンさんのほうが先輩でしょう。

ピクピクン
 僕、実は今まで32歳だったのですが、急に今年40歳にワープしました(笑)漫画家は日に当たらないから歳を取らないんですよ(笑)。そして作品ですが......。

中道:
 今も連載しているのが『放課後さいころ倶楽部』という、女子高生ボードゲームで遊ぶという、極めて健全な漫画です。

ピクピクン
 女の子かわいいですよね。

中道:
 ありがとうございます

ピクピクン
 漫画家になろうと思ったのは、何がきっかけだったのですか。

中道:
 育ちが京都のすごく山奥の田舎なんです。ですので週に1回のジャンプを買って帰って弟と取り合って読むのが唯一の娯楽という環境だったんです。ですので自然に「これを作る人になる」みたいに思っていましたね。

仕事場を公開「紙を使わなくなったので、パソコンだけです」

ピクピクン
 では次は中道先生の仕事場をご覧いただこうと思います。初公開ですよね。

中道:
 そうですね。

ピクピクン
 VTRがありますので、見てみようと思います。

中道:
 紙を使わなくなったので、パソコンだけですね。

 ネーム【※】をする前にシナリオを書くのですが、それもiPadを外に持って行って書いています。これが今書いているお話のプロットです。セリフだけで書いています。飛行機の中とかで。

ネーム
漫画を描く際の、コマ割り、コマごとの構図、セリフキャラクターの配置などを大まかに表したもの。

 最後まで書けたら編集さんに送って、OKが出たらパソコンに転送して、1つずつのセリフに切り分けてネームを作っていきます。これがマンガの大元ですね。

 実際の作業はこのモニターだけです。ワークスペースは結構小さいですね。

 実際の原稿の4分の1くらいで描いています。上のモニターは資料を出したり、映画を見たりしている......。僕はどちらかというと、作業中は音とかほしいので、ずっとつけてますね。

 では、キャラクター描いてみたいと思います。

ピクピクン
 さっきコメントにもありましたけれど、筆の手ぶれ補正を切っているんですよね。

中道:
 あると描けないんです。

ピクピクン
 それはびっくりしました。


ラブマツ:
 女の子かわいい! 原稿くるくるまわしているのもかわいいですね

 回転もデジタルになってから多用するようになったんですけど、アナログのときもペン入れの時にストロークの関係で紙を回さないと引けなかったんです、Gペンで。Gペンがほんとに嫌いで(笑)。Gペンって漫画家の一番大事くらいの道具なんですけど、デジタルが発達するまでずっと変化せずに昔の性能のままみんな技術でそれを抑え込みながら、無理やり使っていたような状態なんですよ。

 Gペン好きな人からしたら「お前の技術がないだけなんだよ」って話なんですけど(笑)

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