わかさ生活では、企業理念である「商品を通じお客様との信頼の絆を深めて広く社会に貢献できる企業」を目指し、創業当時より社会貢献活動(「ブルーベリーリボン」と総称)を積極的に行っています。この社会貢献活動の中には、ブルーベリーひとみの健康を題材として食育や視育などを行う出張授業「ひとみ元気教室」や「アイバンク啓発活動」などがあり、目の大切さを継続的に伝えています。

ひとみ元気教室」では視育・食育の他に2012年から「あきひこさんの生活」というプログラムを設けています。その中で講師をしているわかさ生活の社員でヘルスキーパー(企業内理療師)である山本 旭彦が、視覚障がい者という立場で、健常者と視覚障がい者がお互いの理解を深める授業を行なっています。そして、不便さを補うための日常の工夫、手引き体験・食事の配膳位置の伝え方などを自身の言葉で子ども達に伝えています。
授業の中では、健常者と視覚障がい者のふれあいを取り入れたり、視覚障がい者の見え方を疑似体験することで、決まった支援のかたちではなく声に耳を傾ける大切さを実感してもらいます。また、2017年からは子ども達だけでなく企業向けの授業も実施し、ますます活動の幅を広げています。

「あきひこさんの生活」の最後には、「視覚障がい者だけでなく、困っている人を見かけたら『何かお手伝いしましょうか?』と声がかけられる優しい心を持ってください」というメッセージを伝えています。体験した子ども達からは「日常生活のなかで自然と声かけや手引きができるようになった」という声が届いています。

このような自らの視覚障がいやその経験を強みに変えて行っている活動が、公益社団法人NEXT VISIONの主催する「isee! "Working Awards"(※1)」において、MSP賞(※2)を受賞しました。今回の受賞は、自身の経験を強みとした視覚障がい者が、社会に支えられる側から社会の役に立つ仕事で活躍している事例として送られたものです。そして、2018年1月21日(日)に神戸アイセンター(所在地:神戸市中央区)にて表彰式がおこなわれ山本 旭彦も参加しました。

今後も次代の子ども達へ目の大切さを伝えるため、また豊かな心の育成に貢献できるよう、継続してひとみ元気教室を開催してまいります。


山本 旭彦(やまもと あきひこ)
1977年、京都生まれ。
網膜色素変性症に幼少期より視力が低下。2011年に株式会社わかさ生活にヘルスキーパー(企業内理療師)として入社し、2012年より社会貢献活動、「ひとみ元気教室」の講師として活動を続けています。その活動の中の1つとして「あきひこさんの生活」を実施し、健常者と視覚障がい者の相互理解を深めるための授業を継続的に行っています。

(※1)視覚障がい者がどのように働いているかの【事例】やどんな働き方ができるかの【アイデア】を募集し、その事例を通して視覚障がい者が社会に復帰、社会の戦力になることを目的としている。
(※2)経験を強みとした事例として表彰される賞 Most Strength Playerの略

<関連サイト>
ブルーベリーリボン
https://www.blueberryribbon.jp/hitomi
・一般財団法人角谷建耀知 財団
https://www.kakutanikenichizaidan.com/
わかさ生活 コーポーレートサイト
http://company.wakasa.jp/
isee!運動サイト
http://isee-movement.org/


配信元企業:株式会社 わかさ生活

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