イギリスロズウェル事件”こと「レンデルシャムの森事件」に新証言が登場した。目撃者である米軍兵士が、UFOに拉致されていたというのだ。

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イギリス史上最大のUFO事件「レンデルシャムの森事件」

 事件発生から30年が経とうとするも、未だ解明の糸口さえ見つからないイギリス史上最大のUFO事件である「レンデルシャムの森事件」。その新たな証言がリークされた。

 1980年12月27日早朝、イギリスサフォーク州にあるウッドストック空軍基地(当時は米空軍が駐留)の警備当番兵2人が、基地に隣接するレンデルシャムの森の中に“UFO”が着陸する光景を目撃した。

 当直の警備指揮官は、ジム・ぺンストン軍曹とバト・ステファン軍曹、ジョン・バロウズ二等空兵の3人に不審な“UFO”の捜査任務を命じ、このレンデルシャムの森の中へと派遣した。そしてこの3人は“UFO”を目の当たりにしたといわれている。その後も同地では、12月30日にかけて白い光や青い光を放つ三角形の“UFO”が何度か目撃されたことが報告されている。

 目撃者の1人でもある当時の基地副指令チャールズ・ホルト中佐は、この一件についての情報収集を任され、後に公式報告書を作成して空軍に提出している。

 UFOが着陸したと思しき現場の放射能の値が若干高かったことや、付近の木々がダメージを受けた痕跡などを除き、写真などの具体的な物証はなく、解明の手がかりは目撃者の証言のみだった。しかし、矛盾する証言や偽証を疑わせる発言もあり、また、そもそも軍や当局さえ積極的に調査する意思がないように思えるふしもあり、このホルト中佐のレポートの提出をもって「レンデルシャムの森事件」の調査は事実上終了している。

 軍にとって重大な脅威となり得る重大インシデントのはずが、なぜこうも早く調査は打ち切られてしまったのか――? レポートを書いたホルト氏自身、この「レンデルシャムの森事件」をずっと気にかけていた。

 そして月日は流れて2010年、同事件に大いに興味を持ったイギリス警察の元刑事ゲーリー・ヘーゼルタイン氏が、すでに軍を退役しているホルト氏を招いてレンデルシャムの森を訪れ、本格的な現場検証を行い、長時間に及ぶビデオを撮影している。

 この時撮影されたビデオは編集され、ドキュメンタリーとして公開されたのだが、実は未公開のビデオクリップがあったのだ。では、いったいどんな内容だったのか?

■通信途絶の“失われた3時間”はUFOに拉致されたため!?

 問題の未公開映像は、ヘーゼルタイン氏によってイギリスの大衆紙「The Sun」に持ち込まれ、同紙のオンライン版で先日公開されたばかりである。しかし、なぜ今になって未公開の映像があることに気づいたのか? それは、本編への挿入を想定していない“オフショット”映像だったことが理由だという。

 レンデルシャムの森を歩いている最中、同行していたヘーゼルタイン氏の妻が何気なくカメラを回し、夫たちを撮影した18分間の映像が残されていたのだ。そして、問題の映像の中に、重大な意味が込められたホルト氏の発言が収められていたのである。会話の内容は下記の通りだ。

ホルト氏:彼(バロウズ)はおそらく誘拐された。誰か知っているだろうか、私は話を大げさにしたいわけではないが。

ヘーゼルタイン氏:誰も知らないと思いますが……。

ホルト氏:失われた時間があったんだ。(捜索時に)彼らとの無線が途切れたんだ。チャンドラー軍曹が誰も無線に出せなかったのはなぜか?

 チャンドラー軍曹とは、3人との無線を中継していた人物のようで、どうやら森へ入っていった3人とチャンドラー軍曹との間の通信は、3時間にもわたり途絶していたようなのだ。この失われた3時間の間、ホルト氏は彼ら(あるいはバロウズ1人)が“UFO”に拉致・誘拐されていた可能性を指摘しているのである。

 森に入った3人の証言は謎が多く、食い違っていることもあり整合性が伴わず、ホルト氏もどういうわけか報告書には通信途絶があったことを記していないようだ。そして、証言では3人のうちの1人は気を失ったという非公式記録も残されているという。はたして、この“失われた3時間”でUFOによるアブダクションが行なわれたのか? 場合によっては、高度な技術によって兵士たちのアブダクションの記憶が消去されているのかもしれない。

 UFO研究家のニック・ポープ氏は、今回の新証言に関して「これは、冷戦時代の真っ只中に、NATO同盟の中で最もセンシティブな軍事基地の副基地司令官を務めた者による爆弾発言である」と評して影響力の大きさを指摘している。ホルト氏には、ほかにもまだ言い残していることがあるのだろうか。今後も“爆弾発言”が続くかもしれず、チェックが怠れない。
(文=仲田しんじ

イメージ画像:「Thinkstock」より

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