昨年お話を聞かせていただいたたくさんの20代の男女。みなさん、とてもいい人でした。
モテないとか、ルックスに自信がないとか、将来のことが不安とか、自分に自信がないとか、いろんなことを聞きましたが、みなさんそれぞれにいいところを持っていて、そのいいところを素直に伸ばすだけでモテるようになり、引いては自分に自信を持てるようになるのではないかと思いました。
楽観的にすぎる見立てかもしれませんが、でもホントに心底そう思ったので、正直に書きます。今年は、恋に悩んでも、「わたしは大丈夫」と自分に言い聞かせてあげてほしいのです。


■どちらがいい・悪いということではありません

おおむね20代前半の人を見ていたら、2パターンあるように思います。まだまだ高校生の延長のような感じで生きている人と、高校生の感覚を卒業して「オトナにならなくては!」と決意している人の2パターンです。
たとえばずっと実家暮らしで、小学校からの友達と今でも仲良く遊んでいる人の中には、20代前半になってもなお、高校生みたいな感覚の人がいます。それが悪いと言っているわけではありません(それを悪いというのは、勘違いしている道徳心たっぷりのオトナだけでは?)。20歳を過ぎてなお、小学校からの友達と仲がいい――いいことじゃないですか!
他方、たとえば地方から上京してきた人に多く見受けられたのですが、はやくオトナにならなくては!と決意して、がんばっている女子もいます。どちらがいい・悪いということではありません。


■みんな、出るべき場所に出るとモテる

小学校からの友達とずっと地元で仲良く遊んでいても、彼氏ができて、いい恋愛をしている人はいます。上京してきて、オトナになりたいと思っていても、彼氏に恵まれない人だっています。彼氏ができたところで、理想どおりの恋愛にならず悩んでいる人もいます。
でも、みなさんに共通して言えることは、「みんな、出るべき場所に出るとモテるはず」ということです。地元にずっといて小学校からの友達とよく遊んでいる人は、たとえば地元を離れて、もっと別の人と触れあうことができる場所に行くとモテます。オトナになりたいと決意して上京してきた人は、たとえば、どこでもいいので「地元の人たち」が寄り集まっている場所に行くとモテます。
これは言い切ってもいいことだと思っています。なぜならみなさんそれぞれにいいところを持っているからです。「わたしは奥手でホントにイヤになる」と思っている女子だって、男子から見たらいいところをたくさん持っているのです。そのいいところを見つけてくれる「人」との出会いがあるかないか、というだけのことで、「わたしはいいところがないから」と、自信をなくすことはないもない。


■恋愛って、究極は「人」

恋愛って、究極は「人」です。人と人が出会って、人が人を好きになるのだから、恋愛の原点は「人」。そしてあなたという人を磨いてくれるのも人だし、あなたというひとりの女性の人格に素晴らしいところを発見してくれるのも人なのです。だから、去年モテなかった人は、去年とはちがう場所に行き、そこで新しい人と触れあうことで、今年急にモテるようになるということが起こるのです。
だから今年は、恋に悩んでも、「わたしは大丈夫、行くべき場所に行けばモテる」と自分に言い聞かせて、自分という「人」に自信を持たせてあげてほしいのです。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)

素敵な、幸せな恋がしたいなら。「今年考えてみてほしいこと」