ドイツを個人でするなら、必ずといっていいほど一度はお世話になるであろう乗り物鉄道。なかでもドイツ全土に鉄道網をもつドイツ鉄道(Deutsche Bahn)は、都市間移動には欠かせない存在です。

しかし、「ところ変われば・・・」というのはここでも健在で、日本と同じ感覚でドイツ鉄道を利用しようとすると戸惑うばかりか、下手をすれば罰を課されることにもなりかねません。

ドイツするなら知っておきたい、ドイツ鉄道豆知識をご紹介します。

期予約で大幅割引

日本には極端な鉄道運賃の割引はありませんが、ドイツではほかの多くのヨーロッパ同様、期予約に伴う大幅な運賃の割引があります。割引率は乗日や乗区間、予約のタイミング等によって異なるので一概にはいえませんが、3日前までの予約で割引が適用されます。

条件次第では、通常運賃にべてなんと70パーセント以上も割引になることも。乗日が近づくにつれて運賃が上がるので、予定が決まっている人はめに切符を予約してしまいましょう。ただし、割引運賃で購入した場合、自分が選んだ特定日の特定列車を利用する必要があります。

残念ながらローカル線の短距離など予約ができない切符もありますが、ドイツ鉄道の通常運賃は日本よりも高い準にあるので、期割引の利用価値は絶大です。

札がない

ドイツ鉄道には札がないため、切符を買わずにやってきた列車に飛び乗ることもできてしまいます。しかし、この行為はもちろんNG

ドイツ鉄道札がないかわりに、が個別にチェックする検札制度をとっています。

検札は毎回必ず行われるというものではありませんが、有効な切符を持たずに乗していたことが判明した場合、60ユーロの罰が課されてしまいます。「有効な切符」というところがポイントで、切符を持っていても買い方(区間など)が間違っていたりすると、不正乗とみなされ罰となることがあります。

ドイツ鉄道切符にはさまざまな種類があり、都市によっては独自の運賃体系を採用している場合もあるので、不慣れな観光客がそのシステムを正しく把握するのは困難。不安なときは「〇〇まで行きたいのですが、どの切符を買ったらいいですか(この切符で間違いないですか)。」などと地元の人や係員などに確認しておくと安心です。

「知らなかった」「外国人だから」というのは原則として通用しませんので、切符の購入や管理は慎重に。

車両ドアボタンを押して閉開する

地下鉄車両などは自動で開閉することもありますが、ドイツ鉄道車両の開閉は基本的に手動です。

日本では「車両ドアが閉まっている=まもなく発する」というイメージですが、ドイツ鉄道の大きなでは車両ドアが閉まった後も、5分、10分と停していることがよくあります。

車両ドアが閉まっていても「どうしよう、乗れない!」と焦らず、落ち着いてドアにある丸い開閉ボタンを探してください。

・発ベルなどはなく静かに発する

日本では、列車が発するときは必ず「発します」というアナウンスや発ベルがありますが、ドイツ列車は時間になったらなんの前ぶれもなく発します。

列車に乗り遅れそうなとき、日本の感覚で「まだベルが鳴っていないから大丈夫」と判断して駆け込むと危険なのでご注意を。

自転車スペースがある

ドイツ鉄道自転車ユーザーに優しく、自分の自転車を抱えて鉄道を利用する人が少なくありません。ドイツ鉄道車両のところどころに設けられているのが自転車用のスペース

たいてい、そのエリアの座席は折り畳みができるようになっており、自転車スペースしるしとして自転車マークが付いています。自転車ユーザーがいなければここに座ってもかまいませんが、基本的には自転車が優先なので、ほかにいている席があれば違うエリアに席をとったほうが難です。

遅延や運休が意外に多い

ドイツ鉄道は時間に正確」といわれることもありますが、これは世界的に見ての話で、日本人が「時間に正確」と感じるかといえば話は別です。

日本でもドイツは時間に正確というイメージが持たれていますが、ドイツ鉄道日本の鉄道遅延や運休が多いです。それは高速列車でも例外ではなく、ドイツ新幹線ICEでも5分や10分程度の遅延はよくあること。

日本では、列車が時間通りに発着することを前提に予定を組みがちですが、ドイツでは列車が遅れることも想定して余裕をもったスケジュールを組んでおいたほうが安心。

筆者自身、「ICE30分遅れて予定通りローカル線に乗り継げず、的地に着くのが一時間遅れた」など、ドイツ鉄道遅延は多々経験しています。特に乗り換えを伴う場合は、余裕を持って乗り換え時間を設定するようにするといいでしょう。

コインしか使えない券売機がある

特に地方のローカルで気を付けたいのは、たまにコインしか使えない券売機があるということ。券売機の設計上は幣やクレジットカードが利用できるようになっていても、なぜか幣を飲み込まなかったり、クレジットカードが認識されなかったりすることがあります。

「もうすぐ列車が来るのに切符が買えない」なんてことにならないよう、ドイツで地方のローカル線を利用するなら常にある程度のコインを用意するようにしておくと安心です。

幣が使える場合でも、50ユーロ札や100ユーロ札は使えないこともあるので、お金は意識的にある程度くずすようにすることをおすすめします。

日本とは勝手の違うドイツ鉄道ですが、車窓から眺める豊かなドイツ風景は格別。正しい切符をゲットして、ドイツ鉄道を楽しんでくださいね

ドイツ鉄道ホームページ英語
https://www.bahn.com/en/view/index.shtml

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