10番を背負うマリオウェストハムに移籍 過去に「失望に溢れた10番」とは…

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、「10番」を着けていたポルトガル代表MFジョアン・マリオを期限付き移籍でプレミアリーグウェストハムへ放出。イタリアサッカー専門メディアカルチョメルカート・コム」は、マリオをはじめとしたインテルにおける期待を裏切った「10番」を特集している。

ロナウドロベルト・バッジョ、クラレンス・セードルフ、アドリアーノ、ウェスレイ・スナイデルのように素晴らしい10番がいた一方で、失望に溢れた10番も5人いる」

 過去の“負の歴史”を特集した記事で、筆頭とされたのがマリオだった。2016年の欧州選手権でポルトガル代表の大会初優勝に貢献し、大きな期待を背負ってインテルにやってきたが、1年半の在籍で真価を見られずに終わった。「ゴールはなく、5アシストしたが4つは最初の5試合でのもの」と、わずか数カ月で輝きが終わったと厳しく評価されている。

 2番手に挙げられたのは、現在はモナコプレーするモンテネグロ代表FWステバン・ヨベティッチだ。「デビュー戦でのゴールワールドクラスだったが、数週間で輝き終わるとその後はベンチでほとんどを過ごし、そしていなくなった」と、“一発屋”の称号を与えている。

再び名手級の「10番」は現れるのか

 ヨベティッチの前に「10番」だった現レアル・マドリードクロアチア代表MFマテオ・コバチッチも厳しい評価。「スナイデルの後に来た素晴らしいタレントで潜在能力も申し分なかった。しかし、あまりにも怪我をしてばかりだった。若すぎた」と、20代前半にしてエースナンバーを背負った重責には応えられなかったとしている。

 4人目は一気に時間が遡り、2002-03シーズンに「10番」を着けたMFドメニコ・モルフェオ。「10番を着けたにもかかわらず、扱いはただのリザーブでしかなかった。結果も17試合で1ゴールだった」と、エースと呼ぶにはあまりにもふさわしくない成績に終わったと酷評された。

 最後は、1995-96シーズンに「10番」を背負ったMFベニト・カルボーネが挙げられた。ナポリでの活躍が評価されてインテルに加入したが、初年度にリーグ戦31試合2ゴールに終わると、翌シーズンの開幕戦に出場後、夏の移籍市場が開いている間にイングランドシェフィールド・ウェンズデーに去っていった。

 名門クラブで「10番」を着けることは、過去の世界的な名手と比べられることを意味する。期待を裏切ってしまったマリオの後釜には、パリ・サンジェルマンアルゼンチン代表MFハビエル・パストーレが挙げられているインテルだが、ロナウドバッジョら名手のような「10番」は再び現れるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

インテル、名手の陰に“失望の歴史” 「期待を裏切った10番」5人を伊メディアが選出