1月28日富士スピードウェイにて今年で10回目を数える「エッチ・ケー・エス」(以下HKS)によるファン感謝イベント「HKSプレミアムデイ in FUJI SPEED WAY」が行われ、多くの自動車ファンが会場を訪れた。

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今年で45周年を迎える「エッチ・ケー・エス」は、自動車用のサスペンション、マフラーをはじめとするエンジンチューニングパーツを扱う業界最大手の企業。またタクシートラック用の天然ガス(LPG/CNG)エンジンの製造も行っている。イベントでは、同社チューニングパーツの展示や装着したデモカーによる体験試乗会、ユーザーを対象としたサーキット走行会「ハイパーチャレンジ」、有名カスタムショップのデモカーによるタイムアタック、そしてサーキットを走行するチューニングカーを間近で見ることができる「サーキットサファリ」等が行われた。

■ プロドライバーからビギナードライバーまで「イチニチゼンカイ」

オーナー自らがサーキットアタックする「ハイパーチャレンジ」は、午前と午後の2回実施され、各車フルスロットルで1.5kmのストレートを駆け抜けていった。走行する車両も国内外のスポーツカーはもちろんのこと、セダンやコンパクトカーまで様々。参加した人の1人に感想を伺うと「自分の車の力を思いっきり開放しました。もっと馬力が欲しいですね。またエンジンをいじろうかな」と笑顔で語ってくれた。

現役のプロドライバーハンドルを握るチューニングショップのデモカーによるタイムアタックは、店のプライドと意地をかけた真剣勝負。気温が低くなる冬はエンジン出力を上げやすく、タイムアタックに適しているそうで、特にこの日は、午前中時折雪が舞うほどの冷え込み。各車とも快音を響かせてのタイムアタック合戦が繰り広げられていた。

ショップチューニングによる86/BRZレースも開催。プロドライバーによる激戦が繰り広げられ、橋本洋平がドライブする「タイヤショップアリーナ」が見事勝利した。

12時30分から行われたサーキットでの同乗走行とサーキットサファリには、朝から希望者の長い列ができていた。バスに乗ってサーキットを一周するサーキットサファリは、車窓からバスのすぐ横をチューニングカーが駆け抜ける方の姿を多く見かけた。プロドライバーによるチューニングカーの同乗走行では、参加者の笑顔が印象的。中にはスマートフォンで撮影している人もいた。

チューニングパーツを見るだけでなく体験も!

サーキットの外では、HKSの商品ラインアップを展示。中には開発中パーツも展示されており、来場者の中には、係員に対し真剣な面持ちで質問をする姿が印象的であった。担当者の1人に「チューニングするならどこから?」と質問したところ、「足回りとマフラーがオススメです」とのことだ。

これらのパーツを組み込んだ車に乗ることができる試乗会では、エンジンまでに相当手を入れたモデルから、サスペンションやマフラーのみ交換したライトチューンまで様々な車両が用意されていた。体験したご夫婦に話を伺ったところ、ご主人は「実際に体験すると、車がここまで変わるとは思いませんでした。欲しくなっちゃいますね」と奥様の顔色を伺いつつおねだり。奥様からは「しっかりとした乗り心地になるんですね。頑張って働いたら買ってもいいわよ」との返答が印象的だった。

メインスタンドの裏では、人気のスポーツカー「86/BRZ」と「S660」のオーナーズミーティングも行われ、イベントの最後にはパレードランを実施。いたる場所でオーナー同士によるチューニング談義の花が咲いていた。

クルマ好きのパパだけでなく、家族でも楽しめるコンテンツも用意

このような自動車イベントというと、どうしても自動車好きだけが楽しめるものが多い。しかしHKSでは家族向けのサービスとして「キッズルーム」を用意。多くの家族が「お菓子のつかみ取り」や「親子でミニ四駆の組み立て講座」を楽しんでいた。

キッズルーム」で子供と遊んでいたママに話を伺うと「パパと一緒にサーキットに行くと、大抵は外で待ちぼうけ。寒いかったり暑かったりしてうんざりするのですが、こういう施設があるのは大歓迎です。子供も色々と遊べて満足しているみたいです。パパはカメラを持って、どっかに行っていると思いますよ(笑)」と笑いながら話してくれた。

終日に渡り冷たい風が吹き、粉雪た時折舞ったこの日の富士スピードウェイ。しかし、会場は車を愛する人の熱気で満ちあふれていた。(東京ウォーカー(全国版))

デモンストレーションランをするトヨタ86をベースにしたHKSのデモカー