マンチェスター・Cに所属するベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが自身のキャリアを展望し、代表引退を検討していることを明かした。イギリス紙『テレグラフ』が2月1日に伝えている。

 コンパニはベルギーのテレビ番組にて「私にはまだ(マンチェスター・Cとの)18カ月の契約がある。チームに貢献できると思っているよ」とコメント。度重なる負傷に苦しめられ、今シーズンはプレミアリーグ第25節終了時点で9試合出場にとどまっている中、以下のように語った。

「世界最高のチームの一つでプレーできているのだから、疑問を抱くことはない。ピッチに立つことに恐れもない。シンプルなことで、私は回復のためにハードワークしているんだ。再びチームと練習できるようになれば、全ては過ぎ去ったということだ」

 復活への意欲を示したコンパニだが、クラブと代表でのプレーを両立することについては「現実的でなければならない」と、代表引退も視野に入れているようだ。

サッカーをすることが大好きだし、再び負傷しないことを願っているよ。できる限り、プレーを続けたいんだ。代表チームでのプレーも辞めたくはない。全ての時間、そこにいたいと思っているからね」

「でも、私も現実的にならなければならない。限られた試合(数)しかプレーできていないし、ベルギー代表での将来について考えているんだ。たぶん、ワールドカップの前に決断を下すよ」

 現在31歳のコンパニは、トップレベルでのプレーを続けていくうえで代表引退を視野に入れているようだ。マンチェスター・Cは今冬の移籍市場でアスレティック・ビルバオからフランス代表DFアイメリク・ラポルテを獲得するなど、センターバック陣のポジション争いはさらに激しいものとなっている。2004年からベルギー代表の一員としてプレーを続けているコンパニだが、どのような決断を下すのだろうか。

2004年からベルギー代表でプレーしているコンパニ [写真]=Photonews via Getty Images