ビジネスマナーでは目上の人には「了解いたしました」ではなく「承知いたしました」と使うように教えているケースがほとんどですが、もともと「了解」は「事情を思いやって納得すること」で「承知」は「事情などを知ること」ということ。「~いたしました」をつけることによって尊敬語と謙譲語に分かれます。そもそも、人はみな平等という考えからすると、立場=目上・目下という見方もヘンということになるのでは?

ある『Twitter』ユーザーが大学の教務課と自分のやりとりをツイート。さまざまな反応が集まっていました。

教務課「~こうだけど、分からないかな?(笑」

俺「はぁ…了解しました」

教務課「君さぁ、承知しましたと了解しましたの違い分かってる?」

俺「わかりませんが…」

教務課「承知しましたは目上の人に使う言葉なんだよ。了解しましたは自分より下の人間に使うの」

俺「了解しました」

これに対しては「了解も承知もそれだけでは敬語ではない」という指摘や、「なぞのビジネスマナー」「ビジネス敬語は大嫌い」といった声が見られたほか、「ならば警察や自衛隊でなぜ“了解”を使っているのか」といった疑問も見られました。

また、別のユーザーからはこんなツイートも。

すいません」と「ごめんなさい」でも似たようなこと言われまして。

この場合はビジネスルール的には「申し訳ありません」「失礼しました」とされていますが、一番は謝罪の気持ちがちゃんと伝わるかなのではないでしょうか。

「日本語難しい」といった感想も見られた「了解」と「承知」の違い。相手が上から来た時には、あえて元ツイート主のような対応をするというというのもアリかも?

※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/FuckKyomuka/status/961996247929204738 [リンク]

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