キリストの復活劇のように、一度死亡したかと思われながら奇跡的に息を吹きかえした人たちがいる。復活後に幸せな生活を取り戻した者もいれば、生き埋めのまま“2度の死”を迎える者も……。そこで今回は、死亡宣告を受けた後に“生き返った”人々を5人紹介しよう。

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を落とした衝撃でった男

 1571年10月、東イングランドハートフォードシャー州にある村で睡状態に陥ったマシュー・ウォール。結婚前にして念の死亡宣告を受けた彼の遺体はに納められ、村人によって教会へ運ばれていった。しかし教会へ向かう途中、を運ぶ1人が濡れた葉に足を取られて転倒。バランスを崩したは地面に叩きつけられたが、なんとその衝撃でマシューは睡状態から息を吹き返す。彼は生き埋めにされまいと、“ここから出してくれ!”と叫びながらいたという。埋葬される前にを覚ましたマシューは結婚し、2人の息子に恵まれた。彼は息を吹き返してから24年間家族幸せに暮らし、1595年に寿命を全うしてこの世を去っている。


死亡宣告を2度受けた夫人

 17世紀のイギリスハンプシャーで暮らしていたブルンデン夫人は病気を患っており、少しでも楽になろうとしてケシを煎じたを飲み、深い睡状態に陥った。眠った彼女の体は冷たく、呼吸も脈拍も止まっていたため死亡宣告を受けて埋葬されてしまう。

 しかし、夫人が埋葬されてしばらくすると、墓地で遊ぶ子どもたちが“夫人の墓の中から音が聞こえる”と言い出す。急いで墓地を掘りおこしてみると、の内側や夫人の体には外に出ようともがいた傷跡が。しかしその後、彼女を覚ますことはなく、再び死亡宣告が下されることとなった。夫人の遺体を後日詳しく検したところ、体についた傷は埋葬された時にはついていなかったものと判明。彼女の中で自分の体を噛んでいたようで、は引き裂かれ、血まみれの状態だったという。


が与えた2度人生

 ホテル勤めのマーガレットマギー・ディクソンは、ホテルオーナー息子不倫をして彼の子ども妊娠してしまう。これがバレるとクビになってしまうと考えたマギーは、妊娠を隠し続けていた。やがて彼女出産するが、生まれてきた子どもは虚弱体質で、すぐに死んでしまった。妊娠にも話していなかったマギー子どもの墓を作ることができず、遺体をに投棄した。

 この遺体が発見され、罪に問われたマギーは絞首刑に。マギーの亡骸はに入れられ墓地へと運ばれていたが、そこで彼女はなんと息を吹き返す。彼女の復活は“が与えた2度の生命”とみなされ、それ以上の刑は執行されなかった。


■自身の埋葬計画を聞いていた女性

 ニューヨークに住むエレノア・マーカムは心臓に問題を抱えており、ハワード医師の診察を定期的に受けていた。しかし、彼女の体調は一向に良くならず、1894年7月死亡。ハワード医師によって死亡診断書が発行され、2日後にへと納められた。彼女が入れられた墓地へと運ばれていたが、その中でエレノアは息を吹きかえし“生き埋めにされる!”と絶叫したという。を覚ました彼女は“自分の埋葬準備について話す人たちのを聞いていた”と、に入れられた後でも意識はあったとした。


睡状態で埋葬されてしまった妻

 オクタヴィア・ハッチャーは1人息子のヤコブを失い、その悲しみから深刻なと病を患い、睡状態に陥ってしまった。1891年5月、一向にを覚まさないオクタヴィアをみた家族は、死亡宣告を受けていないにも関わらず彼女埋葬。しかし、彼女埋葬から数日経ったある日、夫のジェームズオクタヴィアと同じように睡状態だった他の人間がを覚ましたという情報を手に入れる。急いで妻の墓を掘り起こしたジェームズだったが、時すでに遅し。の内側には埋葬する前には存在していなかった傷があり、オクタヴィアの手は傷だらけで血まみれだったという。
(文=山下史郎)


イメージ画像:「Thinkstock」より

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