仮面ライダー』や『サイボーグ009』など、数々のヒット作を生み出した石ノ森章太郎の出身地、宮城県にある「石ノ森萬画館」。館内には貴重な原画や、作品の世界を立体的に再現した展示やアトラクション、オリジナルアニメの上映など、さまざまなコンテンツが充実している。そんな石ノ森ワールドが満喫できる「石ノ森萬画館」で、現在開催されているのが「第68回特別企画展 石ノ森章太郎ジュン展」だ。

全種類コンプリートしたくなるポストカード(全13種)(1枚216円)

石ノ森章太郎の分身とも呼ばれる「ジュン」の作品を展示

同展では、石ノ森章太郎の分身とも呼ばれるキャラクター「ジュン」が登場する作品を特集。1967年手塚治虫が創刊した「COM」で連載された『章太郎のファンタジーワールド ジュン』をはじめ、複数の雑誌で連載された『ジュン』シリーズの貴重な原画を多数展示する。

ファンタジー感あふれる作品は、セリフがほとんどなく、絵とコマ割りの流れからイマジネーションだけで読ませる、前衛的なマンガ表現が用いられている。作品を通して、生涯を通じてマンガの可能性を追求し続けた、石ノ森章太郎のマンガへの深い愛情と執着を強く感じられるはずだ。 

■ オリジナルグッズやカフェメニューも登場

グッズショップ「墨汁一滴」の「石ノ森章太郎ジュン展」特設コーナーでは、本展覧会限定、ジュンオリジナルグッズの販売も。ジュンのキーアイテムである「ジュンスケッチブック」(864円)や、書籍や雑誌の表紙を飾った珍しいジュンのイラストを使用した「ポストカード」(全13種)(1枚216円)など、ファン必見のアイテムがそろう。

作品を観賞したあとは、展望喫茶「BLUE ZONE」で提供されている展覧会オリジナルカフェメニューを楽しむのがオススメ。3種のデザートがセットになった「ジュンデザートワールド」(850円)やチキンライスロボコン型になっている「ロボコンの満点?!チキンライス」(950円)など、キャラクターをモチーフにしたメニューがそろう。メニュー1品注文につき、特典ブロマイドが付いてくるのもうれしい。

展覧会との連動企画「石ノ森章太郎ジュンと旅するスタンプラリー」も見逃せない。「石ノ森萬画館」や石巻・三陸ブランドの旬の鮮魚や物産品を扱う「いしのまき元気いちば」、石巻のアンテナショップやレストランが入るショッピングスポット「石巻ASATTE(アサッテ)」など、8ヵ所のチェックポイントを巡るスタンプラリーだ。スタンプを全部集めると、「80th記念缶バッジ(非売品)」がプレゼントされる。また、「石ノ森萬画館」と登米市にある「石ノ森章太郎ふるさと記念館」の両館の記念スタンプも集めると、もれなく「石ノ森章太郎ジュン クリアファイル(非売品)」が手に入るので、ぜひ足を延ばしてみては。(東京ウォーカー(全国版))

『章太郎のファンタジーワールド ジュン』などの貴重な原画を展示する