2月7日株式会社コロプラ(以下、コロプラ)は平成30年9月期の第1四半期決算説明会資料と決算短信を同社IRニュースにて発表しました。

コロプラの今期第1四半期決算は、売上高123億7,000万円(前年比マイナス14.2%)、経常利益22億1,200万円(前年比マイナス50.1%)となりました。コロプラが保有する「現金及び預金」は前四半期比でプラス2.1%の525億1,400万円で、決算説明会資料では「純資産は約680億円と盤石な財政基盤を維持しています」と記載されています。

コロプラはVRの領域に主に開発と投資で積極的に事業展開を行なっています。これまでにハイエンドHMD専用のVRゲームタイトルを複数発表していましたが、2018年1月30日にはグーグルのVRプラットフォーム「Daydream」向けのミドルエンドのVRゲームタイトル『Nyoro The Snake & Seven Islands』をリリースしています。

https://www.youtube.com/watch?v=FWrXXY9M-sU

アプリ開発、投資、特許の3つの軸でVRを展開

同社はVRへの積極的な取り組みについて決算短信の中で下記のように説明しています。

また、The Goldman Sachs Group, Inc.の調査によると、VR(仮想現実:Virtual Reality)のハードウエア及びソフトウエアの世界市場規模は、平成37年までに590億ドルに達すると予測されております。(中略)また、VR端末向けコンテンツへの注力も進めており、様々な開発実験を行ってまいりました

そして、決算説明会資料ではVRHMDが一般に普及していない市場環境を考慮してか、下記の3つの分野に注力していることを説明しています。

1. アプリ開発
2. 投資(国内外)
3. 特許

2の投資については、2018年1月に投資先であるゲーム運営用のバックグラウンドサービスを展開するPlayFab社がマイクロソフト社に買収されるなど、一定の成果が出てきている状況と説明。同社は最大1億米ドル規模のVR専門ファンドColopl VR Fund」と「Colopl VR Fund 2」を設立しています。これまでに国内外のスタートアップ39社に投資を行い、そのうち4社がEXIT(※株式公開やM&Aなどの意味)しているとのことです。

3の特許についてはVR関連だけで累計111件の特許を取得していると説明しています。上の資料のグラフを見ると2015年からの直近3年で、ほとんどのVR関連特許を取得しているようです。同社の先進的な開発実験では、投資先でもあるFOVE社開発の視線追跡型VRHMD「FOVE 0」などを利用した視線と表情を認識するシステムFACE』などが挙げられます。

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前四半期の決算説明会資料にはなかったVRに関する項目が、1ページを使って説明されるなど、着実な成果が出てきていることが窺い知れます。今後の同社の取り組みにも期待したいところです。

(参考)
平成30年9月期 第1四半期決算説明会資料
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material_for_fiscal_ym&sid;=44785&code;=3668

平成30年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid;=1552540