LILI LIMIT『ANAGRAM』 2018.2.9(Fri) Shibuya club asia

新作EP『LIB EP』をリリースしたばかりのLILI LIMITが、2月9日ゲスト向井太一、LUCKY TAPESを迎えて、渋谷club asiaにて自企画ライブANAGRAM』を行なった。

TOMMY  撮影=木場ヨシヒト

TOMMY  撮影=木場ヨシヒト


pavilion xool  撮影=木場ヨシヒト

pavilion xool  撮影=木場ヨシヒト

スタート時から満員のフロアDJには“FASHION&MUSIC”をコンセプトとする渋谷アパレル・ショップBOY のTOMMYを迎え、FLOOR ACTでは若干20歳の注トラックメーカーpavilion xoolエッジーなサウンドワークで盛り上げていく。

向井太一  撮影=木場ヨシヒト

向井太一  撮影=木場ヨシヒト

向井太一  撮影=木場ヨシヒト

向井太一  撮影=木場ヨシヒト

1番手は、R&Bテイスト溢れる「FLY」での伸びやかな歌が魅向井太一。人柄が伝わる柔らかなMCとともに、グッドソング「空」によってホットにステージを盛り上げていく。続けて、人気チューンレイディ・ブルース」からスタートしたLUCKY TAPES。ホーン隊が心地いい、芳醇なる生音サウンドに酔いしれるオーディエンス。ラストナンバーシェリー」が流れる頃には、フロア中の視線と気持ちを鷲掴みにしていた。

LUCKY TAPES  撮影=木場ヨシヒト

LUCKY TAPES  撮影=木場ヨシヒト

LUCKY TAPES  撮影=木場ヨシヒト

LUCKY TAPES  撮影=木場ヨシヒト

トリを務めたLILI LIMITは、新作EP『LIB EP』のリリースで、バンドアイデンティティを塗り替え第2章へとコマを進めていた。海外R&Bダンスミュージックと同時代的にシンクロする、ひんやりとしたテックな音像。問いかけるように言葉を紡いでいくポップかつエクスペリメンタルな魅。そんな革新性を、いかにバンドスタイルで表現するかに注していたターニング・ポイントとなるステージ

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

まず、空白ステージビート鼓動。徐々に、メンバーが集いレイヤーが重なり合い完成していく1曲FEEL IT」での硬質な音像の深み。魂の解放(Liberation)、自由Liberal)を感じさせる新機軸となるキラーチューンが解き放つサウンドインパクトフロントマン牧野純平(Vo)はMCで「"変わる"というのは責任を持つということ。人生は前に進んでいくしかない」と摯にった。

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

ライブではより太なハンマービートを繰り広げていく丸治(Dr)と瀬莉世(Ba)によるファットなうねりをみせるリズムワークの強さ。土器大洋Gt)と志美日(Key)によってデザインされていく幾何学的かつ破壊衝動を誘発するアグレッシブな音ワールドトラバルビートがフロアを揺らす「ENCLOSE」のアタック感の強いインパクトなど、音数は極限にまで研ぎ澄まされ、先の読めない多面構造なサウンド展開にドキドキが止まらない。

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

バンドの決意表明とも受け取れる、変化のワケを言葉でりかける「COLORS」でのヴォーリゼーションの妙。“生きづらさは息をしている拠 生活とは君であるという拠”、“かが決めたかのかが決めた基準でしかないでしょう”、“重ねた時代ありふれた言葉 気にしてたら何も産まれはしない”という強なるパンチライン

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

続いて、「Observe」や「Girls like Chagall」など、お染みのナンバーを解体しリアルタイムアップデートしていくサウンドの美しさ。さらに、アッパー・チューン「GET UP」で盛り上がるオーディエンスの笑顔人気曲「A Short Film」での、土器ソロパートにおけるギター・カッティングでの一撃必殺なインパクトも最高だった。ラストナンバーERAION」では、まるで長からの帰還を祝うかのごとく、ハンアップして盛り上がるフロア。その後、鳴り止まない拍手のなか、アンコールは潔くもし。TOMMYによる、The xx「On HoldJamie xx Remix)」をスピンするDJプレイライブは終了を告げた。

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

音楽集団LILI LIMITが到達した、新しい色を見させてくれたサウンド&ヴィジョン音楽はまだまだ進化することができる。そんな革新性溢れるライブエンタインメントに、次世代アートを感じたエポック・メイキングだった。


文=ふくりゅう音楽コンシェルジュ)、撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

LILI LIMIT  撮影=木場ヨシヒト

 
LILI LIMIT『ANAGRAM
2018.2.9(Fri)  Shibuya club asia
<LILI LIMIT>
1. FEEL IT
2. Observe
3. ENCLOSE
4. Girls like Chagall
6. GET UP
7. A Short Film
8. ERAION
 
LUCKY TAPES>
2 体温
3 Balance
5 New Song
 
向井太一>
1 FREER
2 SLOW DOWN
3 君にキスして
5 GREAT YARD
6 FLY
7

 

LILI LIMIT