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老友新聞2018年1月号に掲載された川柳入選作品をご紹介いたします。(編集部)

天 位

書きとめておけばよかったゆうべの句

勝亦 はる江

常にメモ用を置いといて、せめて出だしだけでも書きとめておけば何とか後が続くもの。これからはそうしましょう。残念でした。

地 位

握手して此の人の名が出ない

黒木 弘

握手したまま相手の顔をじっと見つめ、考えながら、さあ何と言ったっけ。私も話の途中で、アイウエオの順に考えてみる。それでも出ないうちに話は終わる。別れた後で「あー、々さんだった」

人 位

おだいじに何と心地の良い言葉

野口 國勝

やさしい相手の心が通じ、心から有難うと言いたくなる。

五 客

さようなら涙が出そう曲がり角

飛田 芳野

次は何時会えるのかしら。是非健康でいて下さい。

菊まつりただで入れる有難さ

王田 佗介

何でも入場料がいる時代。有難いこっちゃ。
〈参考までに〉
有難いただで入れる菊まつり
ちょっと入れ替えるだけ。

物忘れ口をそろえて私もよ

鈴村 三保子

三才の句と同じ。

じゃあまたね言っても切らぬ話好き

野澤 玲子

体の向きがかわってもまだまだ。電話でも、もう終わりかと思っても、それから延々。

生き甲斐の趣味に出合って満ち足りる

阿部 良子

趣味は多い方が良いですよ。

「書きとめておけばよかったゆうべの句」2018年1月入選作品|老友川柳