1937(昭和12)年創業で、豚骨ラーメンの発祥とされる「南千両(なんきんせんりょう) 本家」。元々うどん屋台を営んでいた初代店宮本時男さんが、東京横浜で流行していた中華そばと、出身地の名物である長崎ちゃんぽんヒントに、当時、ガラより安価であった豚骨に着。史上初の豚骨100%ラーメンを生み出したと言われている。

【写真を見る】「チャーハン」(550円)は、サイドメニューの定番人気

現在は、初代の息子さんと孫の博さんを中心に、野中町にある店舗を切り盛り。頭を強火で炊き、旨味を抽出した褐色スープと、創業より自製にこだわるゆるやかなウェーブの縮れ麺、また、チャーシューを刻んで入れるスタイルもそのままだ。豚肉の煮汁が入った醤油ダレが行きのあるコクを添えている。

サイドメニューの定番人気は、「チャーハン」(550円)や「餃子」(8個400円)。具はミンチ、ニラタマネギキャベツ入りでニンニクは控えめ。直火にかけた熱々の鉄板提供される。

店舗の隣には製麺室もある。創業80年以上、伝統の味を堪しに行こう。

[南千両 本家福岡県久留米市野中1357-15 / 0942-22-6568 / 11:00~22:00(LO) / 不定休

九州ウォーカー編集部/取材・文=上村敏行、撮影=戸高慶一郎】(九州ウォーカー上村敏行)

「ラーメン」(550円)。ラードを使わないのでギトギト感がなく、あっさりとした味わい