RIZAPグループ <2928> (札幌アンビシャス)は2月14日2018年3月期第3四半期決算を発表した。6期連続増収、5期連続営業増益でいずれも過去最高を更新した。同社代表取締役社長瀬戸健氏(写真)は、「先行投資と利益成長を両立させ、通期業績見通しは、予定の売上収益1502億円(57.6増)、営業利益130億円(27.4増)を達成の見通し。来期以降も大幅成長の期待が持てる」と順調な業績進展に胸をった。
 
 第3四半期累計の売上収益が991億円(前年同期50.8増)と大幅な成長を実現したのは、RIZAPボディメイク事業を核とする美容・健康関連事業が前年同期83.4増と全体をけん引したため。この事業の成長は、広告宣伝費の効果的な投入などの効果もあるが、2017年7月に導入した継続プログラム「ボディマネジメントプロラムBMP)」によって、1店舗当たり、トレーナー1人当たりの売上高が向上したことが大きい。
 
 BMPは、従来のボディメイクプログラムが2カ間集中して29.8万円で結果を出すことで売り上げを立てていたことに対し、額2.98万円で健康管理を行うことを的としたコース。2カ集中プログラムで新規入会した会員の84.8BMP継続利用を申し込んでいる。BMP導入によって、ボディメイク事業の売上高は第3四半期で前年同期27増と、第2四半期の16増から明らかに成長が加速している。ボディメイク事業は、法人自治体向けの研修・出張プログラム、また、海外展開へと順調に成長を遂げているとした。
 
 また、RIZAP関連事業として先行投資を進めている「GOLF」「ENGLISH」「COOK」の分野は、それぞれ会員数、店舗数が順調に進展。「2019年3月期には、RIZAP関連事業全体で150以上の売り上げ成長をめざす」とした。
 
 一方、グループの上場子会社8社の業況は、まちまちになった。8社営業利益の単純合算は前年同期の16.65億円の赤字から、9.97億円の黒字へと大きく業績が善している。大幅な増収増益を達成しているマルコ <9980> 、イデア インターナショナル <3140> 、夢展望 <3185> などがある一方、SDエンターテイメント <4650> 、ジーンメイト <7448> は当初予想業績を下方修正している。
 
 瀬戸社長は、「RIZAP事業の飛躍的成長に向け、これから3年間で投資注する2代成長分野」として「Sports」と「Food」を取り上げた。「Sports」については、「テクノロジーを使ってすべてを数値化することによって、感や経験によって伝えられてきたトレーニング等を成長の変化がわかり、再現性の高いトレーニング進化させる。また、子どもの頃から自分に適したスポーツを知ることによって、新たな楽しみ方を知り、スポーツを生涯楽しめる人生を提案したい」(瀬戸氏)と標を掲げた。
 
 スポーツの分野では既にソニーとの提携を発表。ソニーの小高性センサースイング解析技術、映像技術を使った「スマートゴルフレッスン」と、RIZAPゴルフメソッド融合することによって、「2018年4月からRIZAP GOLFサービス進化させる」と宣言した。また、新たにグループに加えたプロスポーツショップB&Dでは、センサー活用した「適正種診断サービス」を開始。利用者の動きを3次元で検知するセンサーを使って運動を測定し適性のあるスポーツを判定するなど、新しいサービススタートする。
 
 「Food」の部門では、RIZAPボディメイクで9.8万人の毎食3000万食以上を管理しているデータ活用し、「食と運動」に関する共同研究を東京大学筑波大学等と実施。また、低糖質食の注文販売「LOCA-Labo」の展開を実施している。ここに、新たにグループ入りしたデリバリー弁当「ご馳走屋惣兵衛」の流通チャネルや食品工場、宅配ノウハウなどを加えて市場を開拓。加えて、タイガー魔法瓶と提携し「RIZAP糖質」の専用調理器と粒状加工食品「とらひめ」の定期配送サービススタートする。
 
 この「Sports」と「Food」の新事業分野に注することによって、3年後に売上高1000億円以上の達成を標に掲げた。

RIZAPグループは6期連続増収・5期連続営業増益で成長が加速、新たな成長分野への注力も発表